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『ユリイカ2010年3月号 特集=森村泰昌 鎮魂という批評芸術』読了

ユリイカ2010年3月号 特集=森村泰昌 鎮魂という批評芸術作者: 森村 泰昌,福岡 伸一,横尾 忠則,松岡 正剛,日比野 克彦出版社/メーカー: 青土社発売日: 2010/02/27メディア: ムック クリック: 4回この商品を含むブログ (12件) を見る先月、森村さんの「なにも…

ポール・ギャリコ『猫語の教科書』読了

猫語の教科書 (ちくま文庫)作者: ポールギャリコ,Paul Gallico,灰島かり出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1998/12/01メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 238回この商品を含むブログ (129件) を見る「猫語の教科書」というタイトルからして、猫が話す(鳴く…

『カフカ寓話集』読了

カフカ寓話集 (岩波文庫)作者: カフカ,池内紀出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1998/01/16メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 33回この商品を含むブログ (54件) を見る文庫本は外(電車の中とか病院の待合室とか)で読むことにしてるのですが、最近はiPhone…

斎藤環『生き延びるためのラカン』読了

生き延びるためのラカン (木星叢書)作者: 斎藤環出版社/メーカー: バジリコ発売日: 2006/11メディア: 単行本購入: 15人 クリック: 162回この商品を含むブログ (175件) を見るこの本が出版されたのは2006年とちょっと前なんだけど、最近突然ラカンに興味が出…

夏休みのブクオフセール…

この夏のお盆休みは最初に手芸教室があって、その後フェルトのイベントに行って、それからはブックオフめぐりで終わった気がする(苦笑)。セールやってたってのもあったしね。 この前ヨガの本を買ったのと同じ日に下田直子さんの『ハンドメイドバッグ』を購…

保坂和志『<私>という演算』

「私」という演算作者: 保坂和志出版社/メーカー: 新書館発売日: 1999/03/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見る「思考のかたちとしての九つの小説」とあるけど、いわゆる「小説」ではないかな。九つの短篇は、根底で繋がっていて、その全体…

『カフカ短篇集』読了

カフカ短篇集 (岩波文庫)作者: カフカ,池内紀出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1987/01/16メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 112回この商品を含むブログ (108件) を見るカフカを語れるほど読書家でもないので、簡単なメモ的感想を(苦笑)。カフカの作品は…

『猫びより』2010年7月号(町田康インタビュー)

猫びより 2010年 07月号 [雑誌]日本出版社 2010-06-11売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools町田康のHP見てたら、「『猫びより』にインタビュー」とあったのでさっそく買って来ました! マーチダ先生の猫との距離感がいい感じ。私もこういう風…

町田康『テースト・オブ・苦虫8 あなたにあえてよかった』読了

あなたにあえてよかった―テースト・オブ・苦虫〈8〉中央公論新社 2010-05売り上げランキング : 26914Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 自分を憐れむ歌 - テースト・オブ・苦虫7 膝のうえのともだち 宿屋めぐりUSTREAMで4月に行われた朗読会(http://ww…

町田康の朗読

今日、ふと思い出して、とある動画を見ました。先月、「風花」で行われた朗読会です(当日生中継されていたのに気づかずにテレビとか見てて後から知って凹みましたがw)。朗読会は、古井由吉、町田康、柄谷行人が登場。マーチダ先生は、『テースト・オブ・苦…

BRUTUS 6/1号「ポップカルチャーの教科書」

BRUTUS (ブルータス) 2010年 6/1号 [雑誌]マガジンハウス 2010-05-15売り上げランキング : Amazonで詳しく見るby G-Tools BRUTUSの特集に興味をひかれることは多々ありますが、この号はページを開いた瞬間、買わなきゃ!って思って速攻レジへ行きましたね(…

あ、マーチダ先生!

今朝、朝日新聞を読んでいたら、町田康のインタビューがちらっと載っていたので嬉し。ニューアルバム『犬とチャーハンのすきま』についての記事です。読んでてうぷ!って思ったのは、こんな記述があったから。「詩人でもある町田は、今作でも豊饒な語彙で重…

『羊毛フェルトテクニックブック』

羊毛フェルトテクニックブックおすすめ平均 それが知りたかった!初心者向けの本初心者に心強い味方です今一番良くわかるフェルト本思わず膝を打つアイデアがいっぱい!Amazonで詳しく見る by G-Toolsこの前フェルトのキットできのこを作ってから、あのサクサ…

河合隼雄『猫だましい』読了

猫だましい (新潮文庫)新潮社 2002-11売り上げランキング : 115775おすすめ平均 「世界の猫ばなしを、河合流の心理学で分析?!」猫という生き物の魅力を多角的に分析、自分的にも再確認河合氏に敬意と弔意を表してAmazonで詳しく見る by G-Tools それにしても…

第28回(2010年)春の古書大即売会へ

昨日、みやこメッセ(京都市勧業館)で開催していた「春の古書第即売会」に行ってきました(本日で終了)。午前中に2時間半ほど美術鑑賞した後だったので疲労していたのもあり、あまり集中力がなかったのですが、それでも2時間程会場にいました。本を見て…

『1Q84 BOOK3』読了

1Q84 BOOK 3新潮社 2010-04-16売り上げランキング : 5おすすめ平均 結局、Book3は蛇足だったね大人版『千と千尋の神隠し』天吾と青豆の物語としてはAmazonで詳しく見る by G-Tools思い出しメモ。 読んでいて、「あれ?これは保坂和志と同じこと言ってるなぁ…

町田康記事まとめ

たびたび「町田康 インタビュー」という検索ワードでここに辿りつかれる方がいらっしゃいます。検索結果が昔の記事へのリンクだったりするし、自分でもたびたびブックマークしていて整理つかなくなっているので、あらためてここにまとめてみます。ご参考まで…

うちの猫のキモチがわかる本(知恵袋編)

[rakuten:book:13601351:detail]先日、動物愛護センターに行き、猫さんの里親募集に申し込んできました。この時期は待っている人が多く、譲渡のお知らせは6月位になるかもとのことですが、それまでに少しずつ準備出来たらと思います〜。というわけで、いま…

町田康『告白』やっとこ読了

告白 (中公文庫)おすすめ平均 言葉=自分を持て余した者素晴らしい日本文学史上最高の作品「お笑い」よりおもしろいずっと読んでいたいAmazonで詳しく見る by G-Tools『告白』は発売当時に買ってました。しかも私が持っているのは発売後行われたサイン会でも…

『小説修業』メモ

この前、あまりにも…な感想だったので、ちゃんと書こうと思いつつ、あれをまとめることは私にはやっぱ無理です〜w 当たり前なんですが、その作家が言っていることに共感しなければなんの心の動きもないわけで、そう考えると、基本的にこのお二人は価値観が同…

池田晶子『残酷人生論』読了

残酷人生論情報センター出版局 1998-03-11売り上げランキング : 187023おすすめ平均 池田晶子の最高傑作のうちのひとつ池田晶子のエッセンスが凝縮された一冊考えることは、悩むことではないAmazonで詳しく見る by G-Tools池田さんの本は私なりに何冊か読ん…

小島信夫・保坂和志『小説修業』読了

小説修業 (中公文庫)中央公論新社 2008-05-23売り上げランキング : 263024おすすめ平均 「小説修行」ではないAmazonで詳しく見る by G-Toolsはは、アマゾンのレビュー書いてる人が言う通りなんですが、この本に小説の書き方などが載っているわけではないので…

河合隼雄『猫だましい』読書メモ

猫だましい (新潮文庫)おすすめ平均 「世界の猫ばなしを、河合流の心理学で分析?!」猫という生き物の魅力を多角的に分析、自分的にも再確認河合氏に敬意と弔意を表してとろかし猫にやられた私猫好きは必読!Amazonで詳しく見る by G-Toolsいま、河合隼雄の『…

『裂き編みでつくる暮らしの雑貨』

裂き編みでつくる暮らしの雑貨青春出版社 2009-12-19売り上げランキング : 159992Amazonで詳しく見る by G-Tools以前買った本(『裂織りと裂編み』)よりも、比較的簡単なアイテムが多いのと作ってみたいな〜と思える身近なアイテムがあったので購入。最近「…

『新潮』5月号! 町田康の朗読CD付きで悶絶!w

新潮 2010年 05月号 [雑誌]新潮社 2010-04-07売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Toolsタイトル通りなんすけど…(苦笑)。オフィシャルHPに「新潮五月号(4月9日発売)に詩「そこ、溝あんで」と朗読CD」とあったんで知ってはいたのですが、すっかり…

『文學界』/保坂和志『カフカ式練習帳』メモ

第二回・第三回の短いメモ。第二回は文章がどうのこうの言うよりも、多分普通の人にはどうでもいいことが気になりました(苦笑)。一部の文章の最後に「借用」って入ってたので、「引用」と「借用」ってどう違うのかな〜、と。。私がブログで本などから引用…

町田康『膝のうえのともだち』

膝のうえのともだち講談社 2010-03-26売り上げランキング : 1368Amazonで詳しく見る by G-Tools ネットで予約。昨日届きました。猫さんの写真集と思っていたのですが(本の2/3はそうですが)、残りのページは短編小説でした。タイトルは「ココア」。実際に町…

河合隼雄/村上春樹『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』

村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)新潮社 1998-12売り上げランキング : 4215おすすめ平均 村上信者必読!現代の神話「1Q84」魂を描く作家と魂を癒す心理療法家の対話Amazonで詳しく見る by G-Tools実は両者ともあまり著書を読んでないのだけど、な…

坪内祐三『考える人』読了

考える人 著者の感じる「考える人」、小林秀雄、福田恆存、武田百合子、幸田文、植草甚一ら16人の作家・評論家の作品を通して貫かれる精神(って言葉が適切かわかんないけどw)を、作品の引用を用いながら論じています。評論集になるのかエッセイになるのか…

『暮らすように織りを楽しむ』

先日、おもちゃの(子供用の)織り機「イネス」を衝動買い!w いや、去年裂き織りの本を買った時にクロバーの「咲きおり」という卓上織り機が紹介されていて「欲しいな」とは思っていたんですが、飽きっぽい性格、基本的に不器用、そして2万ほどするもので……