『新潮』5月号! 町田康の朗読CD付きで悶絶!w

新潮 2010年 05月号 [雑誌]
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新潮社 2010-04-07
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タイトル通りなんすけど…(苦笑)。オフィシャルHPに「新潮五月号(4月9日発売)に詩「そこ、溝あんで」と朗読CD」とあったんで知ってはいたのですが、すっかり忘れてて。午前中名駅にいたんですけど夕方も用事があったのでどこも寄らずに帰ってきて、で、新聞見てたら『新潮』の広告が! 広告出てるってことはもう発売日が過ぎているってことよねぇ!と冷や汗(苦笑)。名駅だったらテルミナの三省堂にもあっただろうに、なんでチェックしなかったんだろう〜と焦りました。だって、うちの近所の本屋さん、『新潮』置いてるところがほとんどないから。


で、夕方用事を済ませてから本屋さんめぐり。とりあえず近くの大型スーパーに入ってる大型書店へ。見事にない!w 次、3キロほど離れた書店へ。ここも本はたくさんあるのに『新潮』はなし!(田舎って文芸誌を読む人がいないのかな) なので、ちょっと(12キロ)離れてるけど、前に『新潮』を買ったことのある書店へと行ってみたのでした(行ってみた、というより、今日休みだった旦那に運転してもらい本屋めぐりをしたのですが)。ここもこの前私が買ったのが最後の1冊だったからあっても在庫少ないし微妙かな〜と心配したのだけど、ありました! あ〜良かった!(でも…今気づいたけどHPだと4/9発売になってるから私が忘れていたというわけでもないのかw)


すっかり夜になっていたので夕飯を食べて帰ったのですが、その時、ちらっと『新潮』の町田康の詩の頁を見たら、「CDを聴いてから読むのをおすすめします」的なことが書いてあったので、素直にその頁を閉じ、家へ戻ってからステレオで聴いたのでした。それが! 背景のサウンドと渾然一体となったマーチダ先生の朗読が素敵すぎ!それしか言えない!w ま、いつもの通りといえばそうなんですが、笑えたり、マジメ(真摯な感じ?)だったり、ハッとさせられたり…。町田康の朗読ってイイですね。2月のメリーゴーランドのレクチャーでの生朗読もコーフンしたけれども。数年前の中原中也の番組(NHK)での朗読も良かったし。(そいえばこの前の週末も朗読会があったんですよね)何が良いって、声でしょうか。あと、イントネーション。ことば。大阪弁でも正直イラっとする喋り方もあるのですがw、町田康のそれはとても心がこもってるというか、言葉にとげがないというか。とても心地よく、その言葉が入ってくるというか。


それから、『新潮』を開き、今度は目で言葉を追いました。耳でのインパクトとまた違った活字のインパクト。どうしてこういう言葉が溢れてくるんでしょうね。詩って正直、一字一句すべてを理解できるわけではないのだけど(私は)、なんかよくわからないけど、ココロにガツンとくる時がある。意味は分からないけど、好きなフレーズがある。そんな感じです。引用したい部分もあるけど、これはやっぱり誌面で見て欲しいので止めます。そして、これを読めば、また朗読が聴きたくなるという(笑)。


アルバム『犬とチャーハンのすきま』も本当に傑作だと思っているのだけど、この付録のCDも同じ位傑作だと思う。是非両方聴くべし!w アルバムが気に入った人はこの朗読も楽しめると思うし、逆にこのCDの朗読が気になった方はアルバムも堪能出来ると思う! ていうか、このCD付いて1100円の『新潮』って太っ腹だよ! ファンの方は買いそびれのないよう(笑)。にしてもマーチダ先生の活動が最近活発で、小銭がたびたび飛んでいくんですけれども(苦笑)。ライブないかな〜、朗読会ツアーとか。活字もいいけれど、もっと町田康の「声」を聴きたいなと思った昨今の私です。

B003I89BJ2犬とチャーハンのすきま
町田康
インディペンデントレーベル 2010-04-28

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