第28回(2010年)春の古書大即売会へ


昨日、みやこメッセ(京都市勧業館)で開催していた「春の古書第即売会」に行ってきました(本日で終了)。午前中に2時間半ほど美術鑑賞した後だったので疲労していたのもあり、あまり集中力がなかったのですが、それでも2時間程会場にいました。本を見ているようで見れてなかったかもしれません(ほとんどぼーっとしてた気がw)。探していた小島信夫の本はなかったなぁ。小島信夫の本そのものが皆無っていうか…。なんでかな。


一応、出店されていた古書店の全部をざ〜っとですが見ました。で、買ったのが以下の三冊。

左から『文藝別冊 河合隼雄』、『棒針あみの基礎』、『円空巡礼』です。河合隼雄のムックは亡くなる(病気になる)前に出版されたものですね。最近、河合先生の著書を読んでいるのですが、他にもいろいろ読みたいなと思っていたところなので、この本が読書ガイドになればなと思います。インタビューや対談もたくさんあって、先生の研究されている心理学などの知識がなくても楽しめそうです。500円也。


『棒針あみの基礎』。これは雄鶏社の本。「昭和50年7月初版。昭和57年1月14版」とあります。当時の定価で1200円。初心者向けらしく、白黒ではありますがわかりやすいイラストや写真も多く、基本の編み方や応用編としてセーターやソックスの作り方まで載っていて参考になりそう。かぎ針編みは経験があるのですが、棒針編みもやってみたいなと思っていたところだったので、400円で買えたのは嬉しい。昔の本のわりにヤケがないのも良かった! しかし雄鶏社は伝統ある手芸本の出版社だったのに去年なくなってしまったのが残念ですね。


円空巡礼』。円空が好きで、今までにも円空特集の雑誌は買ってみたりしていたのだけど、ちゃんとした本を持っていなかったのでゲット。500円也。岐阜に円空仏が多いのでこのガイドを参考にしつつ、いつか本当に「円空巡礼」をしたいものです〜。


そうそう。買わなかった本ですごい気になったのがあったんだった! 表紙がマツコ・デラックスなんですよ!w で、その雑誌(ムック?)の対談はマツコとナンシー関とその本の編集者(男性)ということになってて、もちろんその対談の様子の写真も載っていたんですが、なんだか凄いなコレ…って(笑)。発行は2000年だったと思います。ナンシーさんはその後すぐ亡くなられたんですかね…。え?買った方が良かった?


今回の古書市は個人的には消化不良。ま、疲れていたから、小島信夫の本も見つけられなかったのかもしれないなぁ。あの本の山を2時間で見ようというのが間違っているかも(苦笑)。春の古書市だけでなく、夏の下鴨神社のやつも行ってみたいなぁと思い続けて数年…。行ってみたいけど、京都の夏は恐ろしく暑そうなので躊躇しちゃいますねぇ。う〜ん…。


☆下鴨納涼古本まつりのチラシ あ、暑そうだな、これ…w