cinema

ヤン・シュヴァンクマイエルの世界2 『ジャバウォッキー』『対話の可能性』『男のゲーム』『闇・光・闇』

今日も愛知芸術文化センターの上映会に行ってきました。今日は短編を4本鑑賞。まずは『ジャバウォッキー』(上の写真のやつ)から。私の座っている近くに子どもがいたんだけど、これ観始めてからずっと大笑いですよ。こっちも思わず笑っちゃう。子どもって…

シュヴァンクマイエル展/アーティストトーク/『アリス』

愛知芸術文化センターで開催中のシュヴァンクマイエル展に行ってきました。アートスペースGは教室を一回り大きくしたくらいの広さなんで、出品作品も多いわけではなかったですが、『不思議の国のアリス』の原画(コラージュ、印刷物、紙)、各章の扉原画、『…

続「靖国」

なんだか凄い「靖国」ファンみたいな感じですけど、そういう訳ではないんですよ(苦笑)。ただ、なんで映画を上映するだけなのにこんなに騒ぎが起きるのかなって。今朝の新聞を見たら、大阪の映画館が予定通り公開することを決めたとか。シネマテーク(名古…

フレデリック・ワイズマン『少年裁判所』@アートフィルムフェスティバル

愛知芸術文化センターで昨日から始まった「アートフィルムフェスティバル」。2日目の今日から、今回のメインプログラムであるフレデリック・ワイズマンの特集上映が始まりました。初回の上映にはちょっと間に合わなくて(時間配分を間違えた…)、2本目に上…

今年はドライヤーとワイズマン!

AAC(愛知芸術文化センター)のメルマガが届きました。ようやく、今年のAFF(アートフィルムフェスティバル)のスケジュールがアップされたようですねー。今年は「フレデリック・ワイズマン」のドキュメンタリーを特集するのは予定表に書いてあったので、そ…

映像表現の秘密

半年の講座も今日で最終回。前半は演劇(舞台)の仕組みなどの話。なんだかめんどくさそうだなぁ。女優とか演出家の関係って。という、裏の話の方が長かった?(笑)あ、演劇と映画の違いを、ハムレットをテーマにした作品(同じシーン)を観て確認しました…

映像表現の秘密 第5回「アニメーションの技法」

中日文化センターでの講座も今月で5回め。予定では「演劇と演出の魔術」だったんですが、急遽「アニメーションの技法」というテーマに変更! というのも前回の講座で、皆のアニメーションへの食いつきが良かったからなんですが(笑)(←古川タクの『上京物…

ベルイマン死去

最近、いろんな方(時代の象徴的な方)が亡くなりますね。仕方ないけどむなしい。「ベルイマンは長生きだな〜」と常日頃思っていたのですが、残念です。シネフィルイマジカでここ数ヶ月ベルイマン特集をやってるので、いろんな作品をまた堪能したいと思って…

映像表現の秘密(第4回)

今回は「映画の引用と変容」でした。映画に引用はつきもの。というか、萩原先生は「思い浮かぶ(作ろうとする)シーンは、どれも映画のシーンだ」ということをおっしゃってました。自分の経験したことよりも記憶の強い「映画の1シーン」。「自分だけのオリ…

映像表現の秘密(第3回)

萩原朔美先生(多摩美)による映像講座の3回目。今回のテーマは「ワンシーンワンカットと時間の表現」でした。ワンシーンワンカットはリュミエール兄弟が『列車の到着』や『工場の出口』を発表したその時から使われているオーソドックスな(といっていい?…

「実験映画とドキュメンタリーの愉しみ」2日目

タイトルの「2日目」というのは上映会が2日目ということです、はい。昨日はメカスの作品が観れなくてとても落ち込みましたが(苦笑)、今日こそ!と観に行きました。「実験映画&ビデオアート・アンソロジー2」として、ナム・ジュン・パイク『ガタルカナ…

映像表現の秘密ー1

萩原朔美先生の講座が始まりました。第一回目は「なぜ映画は動くものを映すのか」。最初から「内容はともあれ『映像』は思わず見てしまうもの。それは光の明滅運動であるから」といった結論のような話があり、人は、工事中だったりパトカーだったりの「チカ…

アートフィルムフェスティバル 第一期:松本俊夫 映像のアヴァンギャルド その3

今日は<虚と実のゆらぎ2>2作品の鑑賞と、松本俊夫監督の講演を拝聴。<虚と実のゆらぎ2> 『気配』『ディシミュレーション 偽装』いずれも1990年代前半に作られた作品。『気配』ー東欧(ポーランド)の混乱などについて、その映像や監督の想いなどが彼…

アートフィルムフェスティバル 第一期:松本俊夫 映像のアヴァンギャルド その2

アートフィルムフェスティバルは3日目(於 愛知芸術文化センター)。今日は<幻視の世界>6作品と<虚と実のゆらぎ1>の3作品を鑑賞しました。その後のプログラムは再映で、先日ちょっと寝てしまった『石の詩』を観ようかと思ったのですが、目が血走った…

アートフィルムフェスティバル 第一期:松本俊夫 映像のアヴァンギャルド

今日から始まった松本俊夫特集に行ってきました。もう半年前から楽しみにしてましたからね。といっても前にも書いたように劇映画『薔薇の葬列』しか観たことないんですが…。あ、だからこそ、彼の映画がたくさん観てみたかったともいえますか(笑)。 <ドキ…

書を捨てよ町へ出よう(寺山修司)

書を捨てよ町へ出よう [DVD]出版社/メーカー: パイオニアLDC発売日: 2001/10/25メディア: DVD クリック: 21回この商品を含むブログ (45件) を見る映画『書を捨てよ町へ出よう』を鑑賞。内容は…なんでしょう。こういう時、頭の中のイメージを言葉に出来ない自…

『太陽』アレクサンドル・ソクーロフ

今日は映画サービスデーということで、のびゅさんはわざわざ会社を休み、シネマスコーレのモーニングショーで上映の『太陽』を観に行くことに。朝から大雨降ったしなと甘く見てたのが間違いでした。映画館に15分前に着いたのですが、もう補助席でした(画面…

殺人カメラ/ロベルト・ロッセリーニ

殺人カメラ [DVD]出版社/メーカー: アイ・ヴィ・シー発売日: 2000/05/25メディア: DVDこの商品を含むブログ (2件) を見る最初からまるで「いまから紙芝居が始まりますよ〜」的なノリ。ひょんなことから写真屋のおやじのカメラは、撮った写真を壁に貼ると、写…

『猫町』DVD発見!

画ニメ 猫町 [DVD]出版社/メーカー: ビデオメーカー発売日: 2006/08/01メディア: DVD クリック: 8回この商品を含むブログ (18件) を見るナディッフ愛知へ寄ったら、こんなDVDを発見! この前見かけた金井田英津子さんのイラストが表紙ってことは、あの印象的…

『軽蔑』J=L・ゴダール

スカパーで録画したものを鑑賞。以前、映画館で観た時は、少し寝てしまっていたのか、「あれ?このシーン知らないかも…」と、新鮮な気持ちで観れました(苦笑)。音楽といい、そのフィルムの持つ雰囲気といい、やっぱり素敵だなー。途中、ロッセリーニの『イ…

『不安』ロベルト・ロッセリーニ

スカパーで撮りためていたものを消化したく、最近またぼちぼち家で鑑賞してます(じゃないと新しいのが撮れない)。先日は『イタリア旅行』。今日は『不安』。これ2本ともイングリッド・バーグマンが出てるわけですが、なんかすっきりしない展開ですね。も…

大人も子どもも楽しめるアニメーション&実験映画 -2-

愛知芸術文化センターのテーマ上映会「イメージ・ワンダーランド」の2日目に行ってきました。今日のプログラム全部観たかったのですが、午前中町内会の夏祭りに参加して疲労したので(苦笑)、Eプロ、Fプロを鑑賞(上映会詳細)。 Eプロのテーマは「驚異の…

大人も子どもも楽しめるアニメーション&実験映画

愛知芸術文化センターのテーマ上映会「イメージ・ワンダーランド」のPart2が始まりました。今日はAプロ、Bプロを鑑賞(上映会詳細)。 Aプログラムは、「動きの原点を探る」をテーマに7作品の短編を上映。古川タクの『驚き盤』は、カタカタカタ…という音と…

青少年のための実験映画&ビデオアート入門−2日目

昨日の作品がどれも面白かったのと、今日の「衛星(サテライト)三部作」をググったらとにかく重要作品であることが分かったので、連日芸術センター通い(苦笑)。というわけで、今日鑑賞したのは『グッド・モーニング・ミスター・オーウェル』『バイ・バイ…

青少年のための実験映画&ビデオアート入門−1日目

今日観た作品は、ナム・ジュン・パイク『ドクメンタ6・サテライト・テレキャスト』『ジョン・ケージに捧ぐ』『グローバル・グルーブ』の3本。どれもビデオ作品で、時間も30分程度ということもあるし何しろ面白かったので、映画を観るとすぐ眠くなる私なの…

誰もしらない

スカパーで去年録画しておいたものを観ました。予想以上にシリアスだったのがまず驚き。しょぼ〜んって感じ。まぁ、あぁいう結末を観てから言うのもずるいかもですが、小さな女の子がマグカップだったかな?それを食器棚から取るために椅子に登ったシーンが…

文情ゼミ「映画の現在:1990年代以降」

今日は、私が楽しみにしていた越後谷学芸員による映像の講座でした。テーマは1990年代以降の映像の流れ。1995年は映画生誕100年ということで各国でさまざまなイベントがあったり(私も映画のフリペを発行したっけ…)、それなりに盛り上がった気がします。で…

素敵な夫婦

今日は文情ゼミの3回目。今日はイベントークpart14「映像の身体、演技する身体」ということで、吉田喜重監督と夫人であり女優の岡田茉莉子さんのトークがありました。まず、『吉田喜重 オペラ「マダム・バタフライ」と出会う』というオリヴィエ・ホルンとい…

蓮實重彦はデカかった

本当に久しぶりに映画を観ました。今日は文情ゼミの2回目。全11回のゼミのなかで一番楽しみにしていた日です。吉田喜重監督が作った東大のPRビデオ『知の解放 知の冒険 知の祝祭 東京大学 学問の過去・現在・未来』の上映後、蓮實重彦氏の講演が予定されて…

映画鑑賞したわけでもないですが、映画関係について書くのって1年ぶりかも(汗)。体の不調がきっかけで映画館が怖くなり(発作がおきないかとか)、どうしても一人で行くのが不安だったり、マンションの手続きなどいろいろあり映画館に行くのが遠のいてい…