大人も子どもも楽しめるアニメーション&実験映画 -2-

愛知芸術文化センターのテーマ上映会「イメージ・ワンダーランド」の2日目に行ってきました。今日のプログラム全部観たかったのですが、午前中町内会の夏祭りに参加して疲労したので(苦笑)、Eプロ、Fプロを鑑賞(上映会詳細)。


Eプロのテーマは「驚異の視覚体験」。トニー・ヒルの作品を6本鑑賞。『ウォーター・ワーク』は、水の中と外の境界線で遊んだり、水の中で会話したり、とにかくずっとプールのなかで繰り広げられる動きが面白かったです。バブルリングって最近のもの(ワザ?)だと思ってたんですが、1987年のこの作品でとっくに披露されてました。知らなかった…。『車輪の歴史』は、さまざまな種類の車輪にスポットを当てていました。車輪だけをメイン(動かさず)に撮っているので、まわりの世界がぐるぐる回転します。視点を変えるといろんな世界が広がりますね。『ヴュアーを持つ』。これは、鉄の棒を持った男性がよいしょっ!と転々と移動。鉄の棒の先(手前)は観客側に向いているので、まるで自分達がその棒の先につけられている様に見えます。ビルの屋上(しかも端っこ)を歩いた映像は死ぬかと思いました(苦笑)。棒が動く時の「ウワ〜ォ(英語です)」みたいなオフ(観客役?)の声が臨場感たっぷり。


つづく『時報映像』。これは時計にスポットを当てた作品。ちなみに、『車輪の歴史』『ヴュアーを持つ』『時報映像』は1分の作品。あっという間ですが、どれもインパクト大でした。『拡張映画』は、元(英語)のタイトル「EXPANDED FILM」といった方がわかりやすいかも。フィルムが横に広がって、みんな太って見えたり、逆に縦に伸びるとアンガールズ以上に細長な人になってたり(笑)。太った人は大股になり、痩せた人は歩幅が少ないのが笑えました。車が縦長に写されると、オモチャのミニカーみたいになってて可愛かった! フィルムでの遊びが面白かったです。ピアノの鍵盤、そしてそれを弾く手の長いこと!(短いバージョンもあり)。最後の『ダウンサイド・アップ』は、写った場面の地下へ潜って(その間は真っ暗な画像とごそごそした音)、その裏の世界に辿り着くといったようなもの。これも意外なところへ出てきたりの繰り返しで面白かったです〜。テーマ通り「驚異の視覚体験」が出来たプログラムでした。


Fプロは、「音と映像、音楽と映像」をテーマにビル・ヴィオラの作品2本鑑賞。『推移』と『砂漠』。少しウトウトしてしまったんですが、家にかえってきてびっくり。ほとんど覚えていないという(汗)。疲れ過ぎ? もしかしてウトウト具合は少しじゃなかったのかな…。あ、一昨日の上映でコックリしまくってた人がまた来てた(笑)。今日はその人の前に座ったので、寝てたかどうかは知らず。なんか毎度同じ観客な気がします(座ってる位置も)。話そらしてました(苦笑)。ヴィオラの映像、ぼや〜っとは思い浮かぶのですが、どっちかどっちなのかは微妙で…。2本とも愛知芸術文化センターのライブラリーで観れるので、リベンジしたいっす。明後日の上映でもヴィオラの他の作品が観れるので、体調良ければ行きたいと思ってます。