9解剖生理学−6(ホルモンと標的器官)

以下に書いたメモを必死で覚えたのですが、問題集にあるような形での出題はなかった('06.3)ように思います。しかし、代表的なホルモン、標的器官、作用はやはり覚えておく必要があると思います。

◎ホルモンと標的器官、その作用


<ホルモン/標的器官/作用>


バゾプレッシン−下垂体後葉−抗利尿ホルモン。体内に水分溜める
        血圧上昇
エストロゲン(卵胞ホルモン)−卵巣−女性化/子宮内膜増殖
FSH(卵胞刺激ホルモン)−卵巣−卵胞活性化
プロゲステロン(黄体ホルモン)−子宮−妊娠の成立・維持
メラトニン−中枢神経・性腺−メラニン産生抑制・第二次性徴抑制
電解質コルチコイド−尿細管−尿量の調節
糖質コルチコイド−尿細管−免疫抑制
カテコルアミン−肝臓−交感神経類似作用
グルカゴン−膵臓−血糖値上昇
副腎皮質−副腎皮質刺激ホルモン−副腎皮質ホルモン分泌
チモシンー胸腺ーTリンパ球産生促進(Tリンパ球分化誘導)
エリスロポエチンー腎臓ー赤血球を産生(骨髄に働く)


<ホルモン/作用/内分泌器官>
 
パラソルモン−カルシウム代謝副甲状腺上皮小体
プロラクチン−排卵抑制・乳汁産生−下垂体前葉
メラトニンメラニン産生抑制・第二次性徴抑制−松果体
アルドステロン−尿量調節−副腎皮質
オキシトシン−乳汁放出促進−下垂体後葉
サイロキシン−新陳代謝亢進−甲状腺
  

甲状腺から分泌のサイロキシン−分泌過剰→バセドウ病
                分泌低下→クレチン病
甲状腺…20g 上皮小体副甲状腺)…0.1g 下垂体前葉…0.5g   


<副腎から分泌されるホルモン>

髄質ーカテコルアミン(アドレナリン、ノルアドレナリン
皮質束状帯ー糖質コルチコイドー抗炎症作用と体内の糖↑
皮質網状帯ー副腎アンドロゲンー男性ホルモン少量分泌
皮質球状帯ー電解質コルチコイドー体内に水分溜める。血圧上昇
     (アルドステロンなどの総称)

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