あいちトリエンナーレ@名古屋市美術館

開催前に購入したペアチケットを使う日がやっと来ました…。先週長者町エリアに行く予定だったのだけど私の体調不良につきキャンセル。うぅ、会期中に全部回れるのかドキドキしてきました(週末に別の予定も入ってるので)。今日はとりあえず名古屋市美術館、中央広小路ビルをまわりました。以下、感想箇条書き。<名古屋市美術館

入り口前にエクトール・サモラによる赤いハンモック(写真)。いつもの名古屋市美術館がこれで一気に華やかになった感じ。会場内最初の作品はオー・インファンによる作品。お香の匂い、立ち上がるゆるやかな煙、浮き上がる文字。ホアン・スー・チエの作品は一見近未来的のようだが、見て行くうちになんか懐かしい感じに。ビニールがガサガサしながら膨らんだり凹んだり、それが輪になっていてまるで火を起こしている原始人な気持ち。もしくはキャンプファイヤー?w ペットボトルがいい味出してた。


塩田千春。いつも家に関した(窓枠を使ったりなど)作品を見ていたのでこういうのは初めてだった。白い布がウェディングドレスのベールにも見えたが、その上に脈々と血管(血)が流れているのは、自分にはちょっと重いテーマにも感じる。それがベールじゃなくても、か。。ツァイ・ミンリャンの作品は靴を脱いでいくつかの小さな部屋を見るというものでした。明らかに怪し気な雰囲気だったんですけど、小さい子もそれ見ていて、一体どう思ってるのかなぁという方が気になってしまいました。作品自体の感想は、塩田さんのと同じかも、と感じる。


トム・フリードマンの作品はどれもユニークで楽しめた。誰もが最初に気になる「Island」。スタイロフォームのつぶつぶ(クッションビーズみたいなやつ)にカラーリングされていて、そのつぶつぶが島を形作っている…(説明難しいので気になる方は検索を。すぐ出て来ますw)。他にも消しゴムのカスを集めて作った作品だったり、普段自分たちの生活にある普通のものが視点を変えるとこんな風に楽しめるというか。それは精神的な面でもそうなんだよなぁと面白いけど深い気もしました。


2階。フロア真ん中のキラキラに目を惹かれ見てみると鍵が。これは明るい気持ちになっていいのかちょっと微妙に。見る人の気持ちがそのまま反映されそう。というわけで、私はネガティブシンキングの方…w フランツ・ヴェストの作品は、何故か旦那の脳はこんな型をしているのでは?と思ってしまい(全部の作品じゃなくてその中の1つ)、それ以降旦那の脳にしか見えなくなってしまった(苦笑)。旦那はあれが紙粘土で出来ているということに何故か興味を惹かれたようでそればっかり言っていた(「あれ、紙粘土で出来てるんだって。何個位使ったんだろ。すごい数だよね…」)。阿呆な夫婦だ。。


地下には島袋道浩さんの作品がありました。島袋さんというと「タコ」なイメージでしたが、やっぱり「タコ」ありましたw 今回は篠島を訪れた島袋さんの新たな発見(視点?)が伝わってきてやっぱり面白い。「篠島デ・クーニング」って(苦笑)。でも、田舎ってあぁいうペンキが途中まで塗ってある壁ってあるよな〜。私が住んでいた当時の沖縄には確実にあったw これで一応鑑賞終了(全部の作家については感想書いてません)。というわけで、名古屋市美術館を離れ講演を歩いていたら、島袋さんカムバック!

さばけません…(苦笑)。そいえば、さばき方をモニターで流してましたね。<中央広小路ビル>

長くなっているのでこちらはさくっと…。とにかく、みなピップ&ポップにくいつくよねぇ。私もですw

これ、砂糖で出来てる(作ってる)というのが信じられんよ。木村崇人さんの作品は、太陽の型が星形だったらどうみえるかというもので、夏に野外であったイベントなのですが、それを室内で再現し楽しめるようになってました。


指と指の間が星形になった!


次は愛知芸術文化センターを攻めたいと思っております。