「治そうと思えば治らない」

私は外来森田療法(日記指導)を受けているのですが、先生がくれたおすすめ本のプリントなどを元にいろんな森田本を読んで来ました。今も『現代に生きる森田正馬のことば〈1〉悩みには意味がある』というのを読んでいます。それらの著作の中に「(症状を)治そうと思えば治らない」というようなことが書いてあります。ということは、森田療法とは何かを勉強するのもいいかなぁ、何か気づくことがないかなぁ、でもって治ればなぁなんて思う私は永遠に治らないってことになる(苦笑)。どうしたらいいのか分からなくなったので、先生にそのことを言ったら「(森田の言っていることを)軽く受け止めればいい」と言いました。神経質症の人の悪い特徴ですかね。治りたい気持ちが強いから、これをやれば!(私の場合森田の本を読めばなんとかなるかもしれないという甘さ)という考えがわいてくる。森田の言ってる通りにしないと、ならないと治らない…と、また自分を追い込んでる。


大切なのは本を読んで知識を得ることよりも、自分で行動(生活)の中から何かに気づくことであって、それが「そういえば森田が言ってたことはこれかぁ」なんて思えればいいのかな、と。行動的には良い方に向かっているらしいので、今の生活を続けていけばいいのかな。少しずつ行動範囲も広げつつ。森田本はもう1冊で(すでに買ってあるから…)終わりにする予定。森田療法マニアになっても意味ないしね。