『森田療法のすべてがわかる本』

森田療法のすべてがわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)

イラスト満載で、森田療法の概要がざっくりわかる感じ。森田療法とはなにかから、悩みのメカニズム、治療の原則などが簡潔に解説されているので、森田の専門書(文字ばかりの本とかw)を読んだ後の知識の整理に役立ちました(笑)。


治療の原則のカテゴリに書いてあった、治療のゴールは「あるがまま」の自分、ということを再認識。

森田療法では、原因はなんであれ、心のダメージから回復するためには自然にさからわないことが大切と考えます。
それは、恐怖や不安を含め、さまざまな感情にさらされている等身大の自分を、飾らず、ありのままにとらえるということです。これを「あるがまま」と呼びます。
ただし、「”あるがまま"でなければ」と思い詰めるのは「あるがまま」とは程遠い状態です。

あるがままを意識しつつ、それにとらわれないようになるには私は時間がかかりそうです。この本はうつが長引いている人にも有効かなと思います(実際に森田療法を始める始めないに関わらず)。悪循環になっている状態を意識するだけで気楽になれるかもしれません。