大竹伸朗『大竹伸朗 全景 1955-2006』


先日行った「いしいしんじレクチャー」で紹介された大竹伸朗の『全景』展カタログ。東京で行われた展覧会に行けなかったので、図録にはより興味があったんです。でも…普段買っているものより高いし〜、どうしようかな〜、そもそも私なんかがこんな図録買っていいのかなぁとか(笑)、図録よりも作品を直接見た方がやっぱりいいよな〜なんて思ってました。


が、いしいしんじが絶賛!(ひげのおっさんも!)だし、実際目の前でソレを見てみたら、なんかもう「即決」でした(笑)。そして早速注文。悩んでいたのが馬鹿みたいにあっけなく手もとに届きました。


噂通りズシっと重い「図録」。図録じゃないよな、これ。これ自体がオブジェ(スクラップブック)な感じ。1200ページの中は作品ズラリ+テキスト。そして、CD(音源)も2枚付き。これで9,450円(税込)はお得かも。

つーかさ、彼のバンドと内橋和久さんってライブやってたんだね(そんな情報どっかで見たかも)。わ〜、それ見たかったなぁ。音源は未だ聴いてないけど、ちょっとドキドキです。内橋さんのノイズは好きだけど、大竹さんのはどうだろう…! それと、単純だけど、好きな人が繋がっていて、うれしい。


私は「コラージュ」という手法が好きで、大竹さんのはとっても「好み」な感じです。といっても、私は教科書に落書きしたり、その教科書などをコピーして遊んだり、会社でも労働組合の冊子をコピーしたりしコラージュを作り「面白いけど…」と上司にも呆れられた、それくらいのお遊びレベルですが(苦笑)。だから、こういうホントにセンスのある素敵なコラージュを見ると落ち着くし(共感?)、すんごいなと思います。もちろん、コラージュ以外の作品も素晴らしいのですが。


コラージュって、パンクっていうか、これとこれの組み合わせで「どうだ!」っていうか、爆発させる瞬間を味わえる。その組み合わせを見つけられるとわくわくするんですが、最近そんなこともしてないなぁ。


ま、とにかく、この大作が家にやってきました。自分では爆発させることのできない感情を、この本開いて疑似体験できれば…と思った次第です、はい(笑)。


☆カバーをとるとこんな感じ



☆CDケースを開いたところ



☆図録本体。ブックデザインは池田進吾(67)が担当


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