「基本食」続けています

からだの自然治癒力をひきだす「基本のおかず」―食事の陰陽バランスが健康へのカギ!』に、穀物菜食は「主食のご飯を玄米にすること、おかずは野菜と乾物、海藻でつくること、常備菜と漬物を食卓にのせることの三点のほかに、"基本食"というおかずを個別につけるのが特徴です」とありました。常備菜は鉄火味噌やごま塩、梅干しなど。これはオーガニックベース(クシマクロ)的にいうところの「コンディメント」と同じでしょうか。そして基本食というのは「体質改善や献立内の陰陽バランスをととのえるための"食べるお薬"メニュー」だそうです。"食べるお薬"っていう言葉に魅かれます(笑)。具体的に挙げると、きんぴら、あずきかぼちゃ、ひじきれんこんなど。どれもマクロビでは定番のおかずなので時々食べてはいたけれど、ここで言う「基本食」には摂り方があるんです。


まず、自分の体質に合ったものを選ぶこと。きんぴらごぼうには、アトピー体質など炎症のある人(陽)、貧血など(陰)の症状により根菜の割合が違ってくるし、昆布を使った基本食には、塩こんぶなどのより陽に近いもの、かぼちゃ昆布のように陰に近いものなどがあります。「自分に合うものを数種類、ローテーションを組んで3〜4ヶ月続けてみましょう」「必ずレシピ中の塩けの分量を守り、食べる量も大さじ2ぐらいと、食べすぎないようにすることが肝心」とのこと。なぜ、3〜4ヶ月という期間なのか? それは、血液が120日で入れ代わるから。「長期的にとることで体質が変わり、体調がよくなってくることを実感できるはずです」って! 体質改善したい私はすぐに飛びつきました(笑)。


ちょっと前に作った「黒豆昆布」は「常食すると血液の酸化が改善され、現代病になりにくい体質をつくってくれ」るそう。「ひじきれんこん」は「粘膜をじょうぶにして抵抗力を強めたり、血液をきれいにする効果があり、体質改善の基本食としてどなたにもおすすめ。とくに消化器系や胃腸の弱い人は、毎日続けてとる」といいみたい。「きんぴらごぼう」は、同居人がアトピー、私が貧血気味で、それぞれの作り方を見ると真逆! なので、その中間の「基本のきんぴら」を作っています。昨日は、れんこんが手に入らなかったので「ごぼうきんぴら」(ごぼうのみ)を作りました。200gのささがきごぼうを作るのはちょっと大変だったけど、一度にまとめて作ると後が楽ですからね〜。それに、どの基本食も美味しい! こんなに美味しい薬なら続けられるかな。


※その後マクロビ生活は止めることにしました(2008.3)