『両手のない猫、チビタ』読了


両手のない猫、チビタ

去年の夏にチビタのことを地元のニュース番組で知り、それからは毎日猫吉さんのブログ(http://nekokichij.exblog.jp/)をチェックするようになった私ですが、肝心の本を読んでいませんでした。で、あらためて読んでみて感じたのは、義足になってしまったチビタの頑張りも凄いけれど、それ以上に、というかチビタが頑張れるようになったのは、飼い主である猫吉さんの頑張りがあったからこそだよなぁ、と。


最近、また猫を飼いたいなぁと思っている私にとって、いろいろ考えさせられました。同じような立場になったら、私はここまで頑張れるだろうか、とか。でも…見捨てるわけにはいきませんよね、やっぱり(それでも、猫吉さんほどは頑張れない気もして…)。先日、名古屋市のHP見たら、こんなデータがありました(http://www.city.nagoya.jp/_res/usr/21569/H21wannyandayori12gatu.pdf)。

○ 飼えなくなって持ち込まれた犬猫の数(平成20年度)
◆ 飼えなくなった犬 274頭 (譲渡:60% 殺処分:40%)
◆ 飼えなくなった猫 1,788頭 (譲渡: 8% 殺処分:92%)

愕然としました。犬の殺処分40%でも凄いなと思ったのに、猫はこんなに(泣)。動物愛護センターのHP見たら今子猫は4匹いるとあったけど、このデータからすると、子猫以外の猫さんもいますよね…。その子たちはなんの手段もとられず処分されるの?? ここの施設がどういう活動をしているかよく分からないので何とも言えないのですが、どうなっているのか気になる…。


話は戻り、チビタのことですが、この本でチビタ以外の猫さんについても「そういう事情があったのね…」と知ることも出来、なんか今まで以上にいとおしく感じました(モモさんが家に入らない理由がせつない…)。チビタたちを見てると勇気をもらえる、そして猫吉さんの愛情にとても心和みます。猫好きな人におすすめしたい本です。



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