『中原昌也 作業日誌 2004→2007』ようやく読了!

中原昌也 作業日誌 2004→2007
中原昌也 作業日誌 2004→2007boid

おすすめ平均
stars祝・ドゥマゴ文学賞受賞☆
starsおもしろ過ぎる!!
stars買う、泣く、そして。徹頭徹尾芸術家。
stars圧倒的な情報量
stars笑えるけど、泣けてきた

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やっと読めたよ〜!w いや、いつも寝る前にちょこちょこ読んでいたもので全然すすまなかったのです。が、昼間に読むとどんどん読んじゃうというか、「あっという間に読めてしまう」人がいるのにも納得(厚い本ですけどね)。正直、CD・レコード・DVD買って散財→金欠→おごってもらったり飲み会→不眠・うつ→電気止められたり→原稿料入る→散財…の繰り返しっちゃそうなんですが、彼のツイてなさ度に笑ってしまったり(同情っつーか)、鬱の時の気持ちの吐露に同感したり、映画や音楽に関するコメントには「ほぅ、そういう見方が!」と面白く、たまにせつなくなりつつ読みました。


せつなく、っていうのは、自分が東京で一人暮らしをしていた時もこんな感じだったかな〜と思ったから(汗)。ろくに仕事もせず、CDとか売ったお金もってそのままパチンコ屋に行ったりさ(中原より不健康かもw)。で、残り500円位までやってスってさぁ、松屋で野菜丼をテイクアウトしてついでにお味噌汁も付けてもらって手持ちの現金なくなった。家に帰ったら、店員さんが味噌汁入れてくれてなかったのに気づき、人生ってひどすぎる!と思った次第です。だから、なんとなく彼の気持ちが分かるところもある、うん(苦笑)。


それと…。本人は鬱だ〜ダメだ〜って感じで嘆いているけど、ホントにダメな人だったらこんなにもたくさんの友達はいないと思う。それはすんごい羨ましいです。で、膨大な量のCDやDVDを買っているので、ガイドとしても使えそうな1冊!(もちろん、ハリポタとかのフルーの映画じゃないけど。音楽も) にしても、紙ジャケ買い過ぎです! 映画見て泣き過ぎです!w それと、ホント個人的な感想を言うと、灰野敬二タワレコで遭ったと書いてあったけど、灰野さんもタワレコ行くんだ!という驚きだったり、普段も黒尽くめ?とか、どうでもいいことを妄想しました(笑)。また、昔、いいともで「CDに入ってるのは幽霊の声じゃないか」と疑われたものが、実は灰野敬二のCDそのものだったということも知り、かなり笑えました。しょうもない感想ですみません(アマゾンの感想の方を参考にしてくださいw)。その手(?)の映画だったり音楽が好きな人にはとっても面白い本です。ま、全部のCDや映画を知らなくともフンフン読めちゃうので気構えずにどうぞ。