不要ペット回収車って何?

今朝、「スーパーモーニング」を見ていたら、不要ペット回収車に可愛い子猫ちゃんを捨てに来る人の映像がちらりと流れていました。そもそも、自治体が「不要ペット回収車」なんてものを作り、それでいろんな地域をまわっているなんてことを恥ずかしながら初めて知りました。それに、なんですか、あの人たちは。何の罪も感じず、無責任に回収車にポイポイ子猫を入れてく姿には無性に腹が立ちます。この回収車の映像は去年放送したものと同じらしく(今回はこの映像から最初の数分が放映)、you tubeにありましたのでリンクしておきます。

http://www.youtube.com/watch?v=wEIujbSl3tE


猫を捨てに来た人たちの話し言葉には聞き覚えがあります。これは私の田舎の人たちの言葉です。静岡県の中部の人たちでしょう。つーか、そうです。「だもんで」「〜の衆(ひとたち)」「だよ〜」、方言まるだしだからすぐ分かる。藤枝(私が住んでいたところ)では、以前「不要犬ポスト」を作り問題になり、撤去したはずなのに、ポストは止めても回収車はまだあるってこと?(今は藤枝を離れているので現状は知りませんが…。藤枝になかったとしても、近くで問題になったなら近隣の自治体は自粛すべき)。私、藤枝のことが嫌いなのでw(生まれは静岡じゃないし、ここで生活したことが苦痛だった)、そもそもがイライラする内容なのにこの静岡弁を聞いたら怒りが倍増しちゃいました。まったく…。



で、前置きが長くなっちゃいましたが、今回の放送のメインは熊本市の動物愛護センターの取り組みです。「殺処分ゼロを目指す」というスローガンのもと、活動を続けている職員の姿はとても素晴らしいものでした。猫を飼ってはいけないところで飼っていたのが大家さんに見つかって飼えなくなったといって子猫を連れてきた男性に、「猫を殺したくて飼い始めたんじゃないでしょ?」など、結構きつい言葉も出ていましたが、この男性は「(処分を)お願いします」と言ったりしてた。それでも、なお職員の方は「最後までしっかり責任をとるべきだ」というような事を必死に男性に訴え続けていました。実際、こういう対応に捨てにきた人たちとトラブルになったり苦情が来たりするそうですが、「殺処分ゼロ」の目標がある限り頑張っていた。


こういう所に連れてこられた犬はだいたい室内に入れられてることが多いですが、ここでは外が見えるところに出して保護しているそうで、たまに体を洗ってあげたりするそう。その映像が流れたんですが、わんちゃんがとても気持ち良さそうにしてるのがとても印象に残りました。一定期間育てたら、飼い主をHPなどで募集しているそうで、取材の日も希望のわんちゃんを見にきている人がいました。最後に鳥越さんも言っていたけど「動物愛護センター」は「動物を捨てるところではない」んですよね。このように本来の意味での「動物愛護センター」が全国にどんどん増えると良いなと思ったのでした。


それと、いつも気になっていることがあるんですが、近所に「ペットショップ 犬の家」というのがあります。そこののぼりに「めざせ、業界ギリギリ価格」とか「市場価格の○%オフ」というようなことが書いてあります。もしかしたら犬のグッズのことを言ってるんだと言い訳されるかもしれないけど、パッとその言葉を見るととても嫌な気持ちになる。ペットショップで犬・猫を「買う」ことにそもそも抵抗があるのだけど、それを「激安品」みたいに「モノ」として扱っているとしか思えないんですけど…。HP見たら、別の店舗が「閉店セール」をやるそうな。「ワンチャン3万・5万円コーナーあり」だって。もし、それでも売れ残ってしまったわんちゃんはどこへ行くのでしょうか。とても気になります。