京都旅2日目・その1(2009.3.14 雨のち晴)堂本印象美術館〜ことばのはおと〜東福寺

この日の天気予報は午前中雨、午後は晴。朝起きて窓から外を見たら、やっぱり雨だったので、午前中のお寺めぐりは止め、堂本印象美術館に行くことにしました。ちょうど13日から「抽象への飛躍」という企画展が開催されてました。堂本印象のことはあまり知らなかったのですが、自らが「新造形」と名づけたその抽象表現は、目をみはるものでした。トリノでの展覧会に出品したという「風神」も、「そうなっちゃいます?」っていうか(笑)。なんとも独創的。この美術館の外観もとても個性的なもので、写真を撮りたかったのですが、雨だったので諦めました。さ、寒いし。


☆おみやげに鍵のイラストのブックカバーを購入。840円。


そこからバスで移動し、ことばのはおとに行きました。古本がたくさんあって良い雰囲気。興味のある本もたくさんあったのに結局猫本を選んでしまったけど(苦笑)。ていうか、文庫が綺麗に収納されていていいなぁって。うちの文庫たち(特に旦那の)は、ただ、箱に入れられてるって感じだもんなぁ…。例の「旅のしおり」は月光荘のノートを使ったと前にも書いたのだけど、テーブルについてまずびっくりしたのが、その月光荘のノートがお客さんの為のノートとして置いてあったことです。色も同じだし。なんかちょっと嬉しかった(笑)。ランチですが、私はサンドセット(正式名称忘れた)を注文。美味しいっす。食後はゆず茶であたたまり東福寺に向かったのでした。今度はもうちょっとゆっくりしたいなぁ。


☆ランチの写真が行方不明…。


バスで一旦京都駅に出てからJRで念願の東福寺へ。ここでは重森三玲の庭園が見れるのです〜。あぁ、雨が上がって良かった!(しかし、今度は風が冷た〜!)本堂は春の涅槃会とのことで明兆の大涅槃図が公開されていました。写真じゃよく分からないと思うけど、でかい! なんかありがたい感じがしますね(笑)。天井には、午前中に美術館に行った、あの堂本印象の蒼龍図がありました。


通天橋は眺めはいいけど、あまりに殺風景。やっぱり紅葉の時期が良いでしょうね。で、ついに方丈「八相の庭」へ。パンフによると

「八相の庭」とは、四庭に配された「蓬莱」「方丈」「えいじゅう(漢字でない…)」「壷梁(こりょう)」「八海」「五山」「井田市松」「北斗七星」の八つを、「八相成道(釈迦の生涯の八つの重要な出来事)」に因んで命名されたものである。

とのこと。あまり理解できませんが(苦笑)…。



☆南庭。この渦巻きは「八海」をあらわしているそうです



☆西庭。井の字に等分した古代中国の田制「井田」に因み、「井田市松」と呼ばれています



☆東庭。雲文様地割の石で北斗七星を構成し、北斗の庭と言われている



☆北庭。ウズマキゴケと敷石が市松模様になっていて素敵。でも、思ったより小さな庭園でしたね。


この後、特別公開中の龍吟庵と東福寺三門、光明院、霊雲院に行きましたが、また今度書きます〜。