高良武久『森田療法のすすめ』
- 作者: 高良武久
- 出版社/メーカー: 白揚社
- 発売日: 2000/11/01
- メディア: 単行本
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読了。森田の本は今までにも読んで来たので、私にとって目新しい情報はなかったものの、確かに分かりやすい文章なのでより森田の教えの理解が深まった気がする。なおった人の体験記、ノイローゼとは何か、神経質症の治療、巻末にはいろいろの症状のタイプの解説もあり、私なんか、あ、これも当てはまるな、なんて度々確認しながら読んだ次第です。付箋を貼った部分から一部引用。
(前略)人はいつもいい気分でいるが自分はふさぎやすいなど、自分だけが特別だという考え方をすることを「差別観にとらわれる」というのである。こうなるといっそう劣等感が強くなる。(中略)
自分にあることは人にもあるという平等感が生まれると、自分を特別扱いにして劣等感に悩むことも少なくなるにちがいない。
劣等感は私の問題点…。今日、生活の発見会の会合に行ってみました。いろんな症状を抱えた方がいました。私の症状は一般的な神経質症の症状ではないので理解されるか不安だったのですが、同じような経験をされた方がいてほっとしました(ありがたかった)。みな悩みを抱えながら頑張っているのだなぁと感じました。