文學界八月号
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/07/07
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福岡伸一×川上未映子「生物と文学のあいだ」という対談が読みたくて購入。未映子は何かのインタビューで『乳と卵』を執筆中『生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)』を読みふけってしまったと書いてあったけど、ほんとだった模様(笑)。未映子が言うとおり、エピローグを読み進めていたらわくわくしてきましたね。これは面白い本だ!という確信。でも、私はその確信で安心してしまってまだ本編を読んでないんすけど(爆)…。(これから読みます〜w)
未映子の小説のキーワード「入れ子」の話しから、アリマキの話しへ。生命も言葉も「破壊」を必要とする、だとか、ミミズの自我、など面白い視点で対談が繰り広げられていて、生物学に詳しくない私でも「へぇ」なんて感じました。未映子の切り返しというか、福岡先生の言葉を受け、それからひらめく言葉がやっぱ凄い。そう来るか、みたいな。ほんと頭の回転が良い人だなぁと、未映子の対談を読む度に思いますね。う〜む、この対談は、やっぱり実際読んでもらった方が堪能できますから(苦笑)。私的には、福岡先生の生物学と未映子の文学の取り組み方が重なっていて面白いなと思いました。いやぁ、感受性応答します。
未映子の対談といえば『新潮 2008年 08月号 [雑誌]』の「対話 からだ・ことば・はざま/多和田葉子+川上未映子」もとっても気になります。腰痛につき立ち読みできないのが辛いっす。冒頭だけ読んでみたら、多和田さんが『先端で、さすわさされるわそらええわ』の書き出し部分を評価しているようで、興奮しました!(笑) というのも、私も、あの文章を読んで「これは!」と思ったもので。で、卵子の話など興味深い言葉がちらほら見えたのですが、予算オーバー&荷物がたくさんだったので今日は諦めた。んー、やっぱ読みたいよぅ。未映子がドイツいったのって多和田さんと対談するからだったのね。
☆川上未映子『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』 - 靴紐直して走るだけ
↑冒頭文&感想
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