良い意味でショック…

午前中、パラパラと昨日買った夏樹静子の本を読んでました。今の心療内科の先生は元々精神科の医師で、心身症の治療にはまったくダメダメだなと分かったので、ちゃんと「心身医学」を学んだ先生に診てもらいたくて、近所の心療内科の予約を今月上旬にしました。約2ヶ月待ちということで、来月下旬が初診の予定です。でも…もう待てない! 心も体も限界! ただちゃんとした「心療内科医」に診てもらいたいなって夏樹さんの本を読み進めていくにつれその思いが強くなり、そういえば予約をいれた病院だけでなく、もっと老舗の心療内科があったんだった。ただ、名駅で遠いから(不安で一人で遠くに出かけられないのです。最近は天白〜桜山(名市大病院)に電車で出かけるのが限界)と躊躇していたんだけど、来月末まで待ってるのもやっぱり限界!朝目覚める度に「あぁ、今日も痛いんだ」って憂鬱だもん。とにかく、 良くなる「かも」しれないなら、少しでも可能性があれば、この症状を聞いてくれる先生がいるなら、早く診てもらいたい!と思い、ダメ元で電話してみました。


そしたら! 「これから(今日)の午前中でもいいですよ。明日以降ならいつでも…」って。えー!? 老舗だし、評判も悪くなさそうだし、本(『迷ったときの医者選び 東海』)でも紹介されてる先生だから初診予約に時間がかかるのは当たり前かと思ってた。通っていた心療内科もどきのクリニックでさえ一ヶ月待ちだったのに。ショックですよ(笑)。というわけで、明日の午前中初診になりました。もっと早く電話してみれば良かったです。



いやいや。でも「電話してみよう」と勇気が出たのは、やはり昨日買った夏樹さんの本の影響だと思います。そもそも心療内科というのは九州大学で初めて設けられた科で、そこでは心身症の治療に定評があり、全国から患者が来るそうです。私も、九州大学心療内科の存在を知ったのは最近のことですが、心療内科医と精神科医は全く違うということを身を以て感じていたので、そこで心身医学を学んだ先生なら、私の症状に対応してくれるかもしれないという期待がありました。なので、九州大学心療内科で学んだことのある先生の病院に予約を入れていたわけです。で、夏樹さんの本を読んでいると私がほそぼそと実践している「自律訓練法」の他に「森田療法」というのが出てきます。夏樹静子は森田療法入院型の治療で絶食療法などをとったそう。読んでるうちに、私は自律訓練法よりもこの森田療法の方が合っているかもしれない。やってみたいと思いました。私も九州大学に行けたらって思っちゃうけど、現実的には無理。


九州大学大学院医学研究院 心身医学 / 九州大学病院 心療内科
森田療法研究所・北西クリニック | 新しい森田療法をわかりやすく説明するサイトです。


ていうか、そういえばあの病院は森田療法の通院型治療をしていたはずと思いHPを見てみたら、それだけでなく、自律訓練法の指導もあるみたいだし、漢方も扱っている…。先生が紹介されてる頁にも森田療法のことが書いてあり、気になってはいたんです。でも、ただ「遠い」というだけで(実際には遠くないんですよw。私のこの体力では遠く感じるだけで…)除外してたのってバカみたい。ま、いいか。 あぁ、いままでのクリニックとはさよならできる! それだけで気が楽。そして、明日から変わって行きたい。行けたらな。


やっぱりね、夏樹静子も本の中で言っているように、心身症を治すには「気づき」が必要みたいです。今までの考え方を変えないとやっぱり良くならないんだと思う。いままでも何度か自分でチャレンジしてきた。でも…なかなかうまく行かなかった(というか逆効果?)。森田療法のキーワードは「あるがまま」ということらしい。「とらわれをすて」ることが大事。そのきっかけになればなぁ。明日からその療法が始まるかどうかは診察次第ですけど、希望してみたいと思います。ちなみに、明日行くクリニックの先生は九州大学心療内科出身(卒業)です。


自律訓練法森田療法も怪しいっていえばそうかもしれないけど、病院で取り入れられている療法だし、ある程度効果があるから取り入れられてるんですよね(もちろん合わない人もいるかもしれない)。今後は、整体院などの民間療法は「それなり」に付き合うこととして、きちんとした「病院」で治療をしていこうと思います。ほんと、この本(『心療内科を訪ねて―心が痛み、心が治す (新潮文庫)』)読むと、多くの人が民間療法にお金をつぎ込んでいたことがわかり(もちろん効果なし)愕然とします。そうなる前に、というかこれ以上無駄なお金を使わないように、ま、気休め程度に実践する分にはいいかな、と。民間療法で「治そう」「治れば」と思うのは止めようと思います。というわけで、カイロもキャンセルしたいと思います。1回4000円って高いし、ちょっとイラっとしたこともあったから(苦笑)。それに、まったく改善していく気配ないもん。ここんとこ、毎日ロキソニン飲まないとやってられないし。んー、電話しにくいけど頑張ろ。あぁ、近くの心療内科のキャンセルもしないとなー。


でも…。「あなたは心身症じゃないです」って言われたら、これまたショックですけれど(苦笑)。

読了

心療内科を訪ねて―心が痛み、心が治す (新潮文庫)』、読み終わりました。心療内科医の手助けもいるけれど、心身症を治すには自分のことを見直すことが必要だな。少しものごとの考え方の角度を変えるべきだよなと再認識。変えたくて変えたくて、変えれば楽になるんだって気づき始めて20年位経ちますが、変わらないどころか悪化してる感じ。そして体調も。負のスパイラルまっただ中(苦笑)。ホントどうにか思考を変えていけたらと思う。明日行く心療内科の先生がその手助けをしてくれると嬉しいなと思う。私は何事も「人まかせ」「人のせい」にしてきて、自立出来てないことはよ〜く分かっている。だけど、どうやったら自立、今の私にとって何が自立することなのかが見えない。先が見えないのは誰でもそうだけど、その見えないはずの先の先を「悲観的に」見て(見えて)しまう自分がいる。その性格は変えられないけど、森田療法にあるようにそれも「あるがまま」受け入れ、「とらわれ」を減らしていけたらな。