『日本美術応援団』読了

日本美術応援団

日本美術応援団

美術検定の参考文献(問題集巻末に紹介されている)の『日本美術応援団』を読了。栄のアートライブラリーで借りたものですが、これが面白かった。対談形式だし、小難しい言葉も出てこない(その上、作家のプロフィールなどはこまめな註があり親切)し、いままで「日本美術ってなんか小難しい」なんて思っていたけど、だいぶイメージ変わったかも。雪舟の「慧可断臂図」のインパクト! 北斎も若中もなんだか面白そうじゃん。佐伯祐三は結構イケメン(笑)で、しかもお金持ちだったみたいなんですけど、三食「すき焼き」の時もあったみたいで、「あの顔ですき焼き?よりによって何故すき焼き?」とがらがらとイメージが崩れ、より身近になりました。。


正直、知らない画家もいたんだけど、エピソードなんかもからめた対談を読んでるだけで身近に感じ、もっと「絵をみたくなる」のです。検定に向けて西洋美術もざっと学ばないとなんだけど、西洋美術でもこういう面白い本があればいいのになぁ。文庫も出てるみたいなんでおすすめ(図版は小さくなるけど)。
日本美術応援団 (ちくま文庫)