Postal note class #07「FAST & SLOW」

今月のポスタルノートは「FAST & SLOW」と題し、調理プロセスや一日・一年のエネルギーの変化を見ていきました。奥津先生の本や1dayでも「料理を食べること=作り手(のエネルギー)を食べること」であるとは認識していたものの、最近自分でそれを意識していただろうか…と反省。調理プロセスも食べもの。「料理は心でするもの」なんですよね。


そして「自然な、伝統的な調理方法をベースにする」ことがポイント。野菜などの扱い方も、金属に激しく当てたり(包丁でも荒々しく切り刻まない)することは避け、穏やかな調理方法を心がけた方が良いそうです。なので、電子レンジといった人工的に加熱するものは避けたいところ。そして、時折使う程度にと挙げられていた物の中に、電気ミキサー(ブレンダー)も入っています。野菜そのものの形を無くしてしまいますもんね。ミキサーを使ったスープはなめらかになるし、ソースは見た目も華やかにしてくれるけど、毎日というのは使いすぎなのかも。よって、フープロが届いていないのにあまり使っていないのは、ちょっと体調をくずしているのでパワフルなエネルギー(調理法)はきついかなと感じるからなのです。本当はいろいろ使いまくりたいんですけどね。


そして調理時間自体もエネルギー。長く加熱するのはより陽性、加熱が短いのはより陰性。副食においては「10分」を基準にそれ以上と以下の加熱時間のメニューを一日に両方とるのがポイントです。これも、最近どうだったかな〜、春だから短時間料理を増やしていこうという意識はあるのだけど、ついつい煮込み料理が多くなったりしてないかな〜ともう一度確認していきたいです。


朝・昼・晩のメニューのポイントは、本にもあったことですが、朝は「軽やかさ、新鮮さ」のイメージ。量は少なめで薄味、水分多めといった感じで、朝がゆなんかも良さそう。お昼は「活発さ、パワフルさ、シンプルさ」。ごはんものをしっかりとることや、副食を短時間と長時間両方とりていくのがポイント。体調によって揚げ物なんかも良いそうです。夜は「バランスとバラエティ」。エネルギーを取り込む時間で、もっともボリュームがある食事をとりたいところ。一日のバランスを整えられる食事でもありますよね。むむ〜、文字で読めば分かるんだけど、ほんときちんと出来てるんだろうか。怪しいな(笑)。この調理時間やプロセスを考えつつ、標準食の割合も考えつつ…。「あまり考え過ぎるのも『陽性』になっちゃうから…」という言い訳のもと、最近しっかり考えてなかったので、めんどくさがらずにバランスを確認していきたいと思います。最近反省だらけですね(苦笑)。


ちょっと考えてしまうのは、大森一慧さんの本では「朝は陽性より」にする例があったので、そうしていたんです。その説明で納得していたから(id:n_n:20070205:1170681176)。でも、今回奥津先生の解説を聞き「朝の軽やかなイメージ」も納得いくわけです。薄味、水分多め、両少なめ、というのが。大森先生と言っていることがまったく逆というわけでもないのですが、ちょっとニュアンスが違う気がして私の頭は混乱します(笑)。「陽性より」にしたい時は、コンディメントなどで調整していけばいいのかな。今後はいろんなパターンで朝食を作ってみたいです(毎日同じものをとるのもあまり良くないので)。


※その後マクロビ生活は止めることにしました(2008.3)