9解剖生理学−3(組織)

組織にはどんなものがあるのかはもちろん、それぞれの組織の特徴はきちんと覚えておくべし。

●組織…同じ働きをする細胞が集まっている

組織は細胞と細胞間質からなり、上皮組織・支持組織・筋組織・神経組織
に分かれる


1. 上皮組織−身体を包む保護膜、粘膜、表皮だけでなく口腔の気管
      などの表面の細胞層も上皮組織。細胞間質が少なく血管が
      通っていない
      単層と重層のものがある(細胞の重なり具合)


2. 支持組織−上皮組織のように身体表面にはなく、気管を支え、
      各気管の間や各組織の間などあらゆる部分の間をつなぎ
      あわせるもの。骨のように固形のものから血液・リンパ
      などの液体のものも含まれる。
      細胞と細胞をつなぐ細胞間質が非常に多い
   
  >結合組織
   ・密性結合組織…膠原線維がぎっしり詰まっている。腱・靱帯や
           髄膜・強膜などの膜
   ・疎性結合組織…体内に広く分布。組織や気管の間を満たし器官
           の中に入り込んでいて、血管・リンパ管
          (リンパ液)、神経が分布(液状組織はここだけ)


  >骨組織
   ・骨芽細胞、骨細胞、破細胞と骨基質


3. 筋組織−体や内蔵の自動運動を営む。筋細胞からなる筋繊維が
     集まったもの(筋細胞と少量の細胞間質)


  ・平滑筋、心筋−不随意筋
  ・骨格筋−随意筋


4. 神経組織− 中枢神経、末梢神経を構成 

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