4精油学各論−2

お休みしててすみません。今回から復活です(苦笑)。前回に引き続き、精油に含まれる成分についての分類です。グレープフルーツに含まれるヌートカトンのような特徴的成分から覚えていくと効率的です。

・シトラール(テルペン系アルデヒド類)
 …抗菌・抗真菌・抗ヒスタミン・昆虫忌避作用
   メリッサ、レモン、レモングラス(80%)
                                      
・シトロネラール(テルペン系アルデヒド類)   
 …抗菌・抗ウィルス・抗炎症・鎮痛・昆虫忌避作用
   メリッサ、レモングラス                    
 
・シトロネロール(モノテルペンアルコール)   
 …鎮静・筋肉弛緩・抗菌・昆虫防虫作用
   ゼラニウム、ローズ、メリッサ
                       
・α−ピネン(モノテルペン炭化水素
 …殺菌消毒・強壮・鎮静・抗炎症作用
   サイプレス、ジュニパー、ユーカリ
   ブラックペッパー、フランキンセンス


・フェノール類…刺激が強いので注意
  …タイム、クローブ、シナモンリーフ


◎特徴的な成分

・セスキテルペン類…カモミールジャーマンのカマズレン
         (ローマンより量が多い/抗炎症・抗アレルギー)
         パチュリのパチュレン(強壮・抗鬱・催淫作用)
         サンダルウッドのサンタレン(鎮静・抗炎症作用)


・セスキテルペンアルコール…ペパーミントのメントール
             (鎮痛、抗真菌、抗菌・駆虫・強壮作用)
              ネロリネロリドール(エストロゲン
              作用、鎮静・抗マラリア活性作用)


・ジテルペンアルコール…クラリセージのスクラレオール
            (エストロゲン様作用)


・ベルガプテン/フロクマリン類(ラクトン類)…
             光毒性/ベルガモット、グレープフルーツ


・ケトン類…グレープフルーツのヌートカトン

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