川久保玲インタビュー(朝日新聞12/17より)

昨日の朝日新聞に「創設40年 コムデギャルソン川久保玲に聞く」というインタビュー記事があったのですが、asahi.comを見てもどこに載ってるのか(載ってないのか)分からないので、とりあえず一部を引用しておきます。

──最近の安さ、早さを求める傾向への抵抗でも?
 若い人たちが考えたり作ったりする楽しみや必要性を忘れていくのが心配なのです。たとえば、ジーンズ1本が何百円なんてありえない。どこかの工程で誰かが泣いているかもしれないのに、安い服を着ていていいのか。いい物には人の手も時間も努力も必要だからどうしても高くなる。いい物は高いという価値観も残って欲しいのです。


──反骨精神は、何に対して?
 自由に生きていきたい、皆が幸福でなければならないと思っても、そうできない世の中の仕組みがあります。それに、人間はそれぞれ生まれてきても決して皆同じじゃないし、同じものをもらってないわけですよね。そういうどうにもならない不平等の中でも、自分は自分だって頑張って生きていかなきゃならない辛さがある。不条理って言ったら言い過ぎかしらね。子供の頃からずっとそういうものに怒りを感じてきました。その気持ちを今後も持ち続けたい。


──いま社会が大きく変わる中で、正統に対する前衛的な創造ということの意味も変わってくるのでは?
 私のしていることはずっと同じです。周りが少しずつ変わって、その時々の社会やムーブメントに合わせて語られてきただけ。たとえば、私は80年代からライダースジャケットを着ていましたし、いつも同じスタイル。私自身の在りようや気持ちの中は何も変わっていないし、これからも変えるつもりはありません。

ギャルソンの服はとても好きです。が、専業主婦の私には高いので小物しか買えずにいます。もっとギャルソンらしい「洋服」が欲しいよぅ。っていつも感じているけど、これ読んでさらに「やっぱりギャルソンの服欲しい。あのきちんとした縫製のあの着心地をまた!」と思ったのでした。でも、なかなか手が出ないのだよ…(いや、お店に入りづらいといった方がいいかもしれない。入ったら入ったで、あれもこれも欲しくなるけど値札みて諦めるパターンが多いからな〜w)。


※「とりあえず」bookカテゴリにしました。引用多かったから。。