京都旅3日目・その1(2009.3.15 晴)六波羅蜜寺〜南禅寺(金地院・三門・方丈庭園)

この日はやっと朝から晴れ。ホテルの洋食バイキングはかなり良かった。けど、昨晩食べれなかったタルトがあったため、存分に楽しめなかったんだけど(パンケーキとかワッフルとかも食べてみたかった!)…。次回はたくさん食べよ。腹ごしらえを終えてから早々にチェックアウト。まず六波羅蜜寺に向かいました。


ここでは、教科書で見かけて衝撃だった「空也上人立像」「平清盛坐像」などがあり、特に空也立像には興味津々。念仏を称える口から六体の阿弥陀が現れたという伝承のままに創られたもの。宝物館にありましたが、意外と小さいのですが、力強さを感じました。こんな像、ほかにはないよな。また、運慶・湛慶坐像や地蔵菩薩立像、四天王像など、本でしか見ていなかったものが目の前にあってなんか不思議な感覚でした。歴史って深いなぁとしみじみ。


六波羅蜜寺では、HPにあるように「開運推命おみくじ」というのがあり、生年月日と性別で一年の運勢を知ることが出来るというのでお願いしてみました。私は「本年は相手の不当な事に腹立たしい事が多い年です」と…。まだ続くのかい!って感じです(苦笑)。この前のカウンセリング内容かっつーの。「しかし、カッとなって感情に走らない様に充分自重しなければいけない」と。そうだなぁ。こっちが怒ったところでどうにもなんないんだけどね。といいつつ、他人のブログ見てイライラが増し、昨日からはらわた煮えくりまくってるんですけど(汗)。あ、おみやげにお守りと手ぬぐいを購入。

 
☆おみくじと手ぬぐいの一部

六波羅蜜寺から南禅寺に移動。ここには小堀遠州の庭園があります。蹴上駅を出て、レンガのアーチをくぐると、景色は一変。車通りもなく、静か。そして聞こえるのは自然の水の音(流れ)と鳥の鳴き声。写真のレンガのアーチの上は「インクライン」。残された線路の上を歩くことができます。この日は犬を連れて散歩している人だけでした。ん〜、ここは桜の名所みたいで春には(来週くらい?)人でいっぱいになるんでしょうねぇ。いつか見てみたいけど人ごみ多いのは嫌なんだよなぁ。


インクラインは、高低差のある蹴上と南禅寺の舟だまりを2本のレールで結び、台車の上に船を乗せて運ぶ施設。



南禅寺までの道。流れている水の音に癒される〜


南禅寺塔頭の「金地院」へ。茶室(八窓席)も見れたんだけど、茶室を見ても理解出来ないかも…と自粛。今にして思えば、この機会に見とけば良かったかななんて。後から調べたら「京都三名席の1つ」だったと…。次回は是非(苦笑)。小堀遠州の「鶴亀の庭」が有名なんですが、東照宮も小ぶりながら重要文化財です。Wikiによると「崇伝が徳川家康の遺言により、家康の遺髪と念持仏とを祀って寛永5年(1628年)造営したもので、創建当初は日光東照宮と比された。」とのこと。

 
☆現存の拝殿・石ノ間・本殿等は京都に遺る唯一の権現造り様式。拝殿天井鳴龍は狩野探幽の筆・三十六歌仙の額は土佐光起の筆であり歌は青蓮院宮尊純法親王の御筆跡。

 
☆東照公遺訓(右)が身にしみます…


そして、「鶴亀の庭」へ出ます。よ、横に長〜い。全部を写真におさめきれないので、部分的に撮ってみたり(あんま意味ないかも)。昨日みた庭園は小さいところが多かったので、このスケールの大きさにまず驚きました。また、亀は分かるんですが、鶴がいまいちピンとこないというか、こんなイメージかしら?みたいな…。昨日も思ったけど、石の存在ってでかいですね。木は成長するにつれかたちが変わることもあるけど、石は基本的にはずっとその場所にそのままの姿で居るわけですから。ん〜、もっと庭園のこと知りたいなぁ。ふと、父のことを思い出したり。父は大学の造園学科卒でしたから、小堀遠州を知らないわけはないんですよねぇ…。

 
☆左が「亀」です(右側が頭)。右の写真が「鶴」


☆斜め(鶴側)から見るとこんな感じ


南禅寺・三門へ。ここは、石川五右衛門が住んでいたといわれる三門で、そこから見る景色を「絶景かな、絶景かな」と言ったとか…。


☆三門。内部(上)には、釈尊像や十六羅漢像が安置。内部の極彩色は狩野探幽、土佐光起の合作と伝えられる。


 
☆三門を上がって見えた光景。「絶景かな、絶景かな」と一応つぶやいてみた。昨日登った東福寺の三門よりも高かったように思う。


方丈庭園へ。名勝指定庭園のここは小堀遠州の作庭と言われています。巨石の姿から俗に「虎の虎渡し」と呼ばれています。なんか、昨日の重森三玲と違うのは、より「渋い」ってことですか=これが「綺麗さび」?

 
☆う〜ん。一部を撮ってもよく分かりませんね


長くなってきたので、この後行った南禅院などは次回書きます〜。