痛いの痛いの飛んで行け!

今日は偏頭痛というか頭痛がひどく自彊術に行けるかどうか微妙でしたが、薬を飲んでぐったり爆睡してたらなんとかおさまったのでよろよろしながら行ってきました。薬がなかったら今日はどうにもならない痛さだったけれど、普段はあまり痛みに固執しないようにしたいなぁと思います。この前は薬なしでも大丈夫だったんですけどねぇ。

「暑いときには暑さになりきり、寒いときには寒くなりきれ」という禅の公案は、痛みについても言い当てることができます。親しらずがうずくことによって生じる自然の痛みは、何もつけ加えることはないのです。「この痛みのせいでへまばかりだ」「一体何の報いでこんな目にあうのか」「天罰だろうか」などと余計なことを考える必要はありません。自然の痛みに加えて、私たちの心はこの種の妄想を助長する傾向にあります。このような状況下で、できることに着手し、痛みから焦点をそらし努力することにも、訓練が必要になります。
 痛いの痛いの飛んで行け!
 (確かこんな歌がありました。これに付け足しましょう)
 そしていつかやって来い
 日常生活のどんな面に接しているときでも、苦痛そのものを現実として受け入れなくてはなりません。そして現実を変えていくことに着手していかなければなりません。痛みを認めようとすることから目をそむけるのでは、余計に不必要な苦痛をこうむることになるのです。

建設的に生きる―「森田と内観の展開」』より引用