『異邦人たちの夢』展@松坂屋美術館

松坂屋で開催中の『異邦人たちの夢 エコール・ド・パリと巴里を描いた日本人』展に行ってきました。「ピカソシャガール、フジタ(藤田嗣治)、ユトリロヴラマンク、佐伯(祐三)、荻須(高徳)…」と、チラシにあったので、会場内では目当てだったのか、それらピカソシャガールの絵の前にわんさか人が群がっていました。が、私がいちばんスゲ〜と思ったのは、おばちゃんたちが通り過ぎるヴラマンクの絵でした。なんとも言えぬパワー。繊細な絵も嫌いじゃないけど、個人的にはドーンっつうか、パッと見激しいタッチのものが好きなのでツボでした。というか、「スゲ〜」しか言葉でない(苦笑)。隣にユトリロの絵があったんですが、これも「オ〜!」って感じ? 思わず吸い込まれてしまいそうな不思議な雰囲気の街の風景(本人アル中だったしね)。これにはおばちゃんちもじっと見入っていましたね。


他、キース・ヴァン・ドンゲン、モディリアーニローランサン、キスリング、長谷川潔岡本太郎の絵画作品、彫刻ではブランクーシ高田博厚らの作品が展示されていました。私がハマッたヴラマンクの絵、タイトルがわからんのです(泣)。普通、美術館行くと作品リストがついてくるもんなんですが、松坂屋美術館にはそれがなく…。メモってくれば良かったなぁ。他にも素敵な絵はたくさんあったのにー。それと、デパート内の会場というのと、スペースがあまりないせいからか、やたらおばちゃんちがガヤガヤしてて落ち着いてみれなかったのがちょい不満。おばちゃん(おじちゃんも)ちは、感想を言いながら見るので困るんです(苦笑)。藤田嗣治の写真見て「あ、この人知ってる! え〜と、藤田なにはるだっけ?」…。それは知ってるといいませんから! 美術館って静かな雰囲気なのが普通だと思っていたんだけど、ここは違う。なんだろ、東京の地下鉄ではおしゃべりする人はほとんどいないのに、名古屋の地下鉄はみな喋っててうるさ〜いっていう状況と似てるかな。


ま、他にもあーだこーだありますけれど(おばちゃんに足踏まれたりw)、ヴラマンクユトリロ佐伯祐三らの絵を生で見れてパワー貰いました。頭痛治りました(笑)。以上。

http://www.matsuzakaya.co.jp/museum/ihoujin/index.html