20世紀美術の森@愛知県美術館

開催中の『20世紀美術の森』に行きました(来週末で終了)。この展覧会は「岐阜県美術館、三重県立美術館、愛知県美術館の三県立美術館が協同して開催」しているそうで、各美術館の所蔵品のなかから構成されています。「企画展」を観るとだいたい「常設展」も鑑賞できるのだけど、とかく素通りしがち(苦笑)。でも…(私が美術検定に向け勉強を始めたというのもあるけど)、じっくりコレクションを観てみると素晴らしい作品がさりげなく置いてあったりするんですよねぇ。「いつでも観れる」というのが、油断させるのかしら??


実際の展示(企画展の方)は、クリムト、クレー、ミロ、ピカソカンディンスキーの絵画を始め、日本では萬鉄五郎、須田国田郎、川合玉堂熊谷守一といったように、ジャンルも様々ですが、「1章:美術の森へのさそい」「2章:心の森」…といった具合にテーマに沿って展示されていました。また、3章からは、いつもぐねぐね鑑賞するスペースをバーンと仕切りを取り払い、とても広いスペースで鑑賞することが出来ました。大きな作品やオブジェも近くだったり遠くでも鑑賞できてお得な気がしました。遠くから観ると全然イメージが違うものもあったりで面白かったです。


常設展では、今まで気にしたこともなかった(苦笑)「高橋由一」の作品が観れたので良かった。いつか「鮭」シリーズを観てみたいなと思います。西洋美術の参考書などで観ていた絵画も、こんなところにあるんだ〜!という新鮮な驚き(笑)。実際の絵の迫力ってやっぱ凄いですね。本を何度も観るよりも一回の鑑賞でかなり脳にイメージが焼き付くんだなと実感しました。

展覧会 | 愛知県美術館