『マクロビオティック、はじめました』

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数日前に発売された『[rakuten:book:12072164:title]』。近所の本屋さんでさがしていたのだけど見つからず。が、同居人が会社近くの本屋で見つけた!とメール。中を確認していなかったのですが買ってきてもらいました。出版社HP(総合出版社アスペクト)やオーガニックベースマネージャーさんのブログBase lifeでの紹介を読んで、手抜きとまではいかないかもだけど忙しい人がどのようにマクロビオティックを取り入れているのかが参考になればな…と期待していました。


さっそく、ざっとですが読んでみました。その上での率直な私の感想は、「こんなにキチンと出来ない…」(苦笑)。始めたばかりの方の生活は「あ〜わかる〜」という感じでしたが、それ以外のみなさんは仕事を持っているのにキチンとお弁当も作ったり、もちろん夕飯も作り、プライベートも充実してて…(なんだかみんなオサレだし)。実践してる方々の1日のスケジュールも載っているのですが、私より忙しい人がたくさん…。本の帯が『こんなに簡単だったんだ!』なので、より気楽なものを求めていたのに〜(笑)。私は専業主婦なのに旦那のお弁当すらろくに作れてない〜とちょい凹みました。それと、マクロビオティックを始めて「良かった」ことだけが紹介されていて、なんか歯がゆい気がしてしまった。私が知りたかったのは、マクロビオティックを始めて、いいことももちろんだけど「排出などで大変な時もあったけど、今はとても元気です」的な、そういう本音の情報でした。実践している方の紹介とのことだったんで、そういうのも含まれているのかな?と思っていたんですが、なかったですね。


本の中で、家族用に肉などを冷凍保存している方もいましたが、私の行く料理教室では「家族(特に旦那さん)の協力が難しい」とおっしゃる方がたくさんいます。「玄米を食べてくれない」「せっかく作った料理に調味料をどばどばかけて食べる…」などといったように。そういった苦労(というと大げさ?)をどのように対処しつつ実践しているのかがもう少し、本当に少しでもいいから紹介されてもいいのでは?と思いました。みんな義両親にはどう説明してるのかな?とかそんなことも知りたかった。もっとホントのことを教えてよ、というかね。


初心者向けの本なので、そんなダークな(笑)ことを書くのはイメージがよろしくないんですかね。や、でも、これからマクロビオティックを始める方は、レシピも簡単で美味しそうだし、お弁当レシピも参考になります(が、こんなの作れないな、私は…)。あ、もともと料理好きな人には簡単なのかもしれない(汗)。出汁のとりかた、玄米の炊き方、外食が続いた時の薬膳、食材、調味料、道具の選び方、レシピをマクロビオティック仕様にするこつ(肉→テンペ、セイタン、高野豆腐など)の紹介もあるので気楽に読めると思います。デザインやスタイリングも素敵ですしね。ただ…宅配野菜のおすすめコーナーでポラン広場の宅配が入ってなかったのが心外です!(笑)あの業者が入っててなんで、きのこ類と一部の果物以外は全て有機野菜を提供しているポランがリストアップされてないんだろな〜。変なの。あそこの業者は有機野菜はあまり扱ってなくて無農薬野菜どまりじゃないか…なんてブツブツ(笑)。ま、本(マスコミ)の情報なんて100パーセント鵜呑みにしちゃだめですよね。結局は自分が決めること。


昨日のパームヒーリング講座で先生もちらりと言っていたのですが、「マクロビオティックで病気が治る」というの(表現)はちょっと違うかなと感じ始めています。食物(野菜、豆腐など口にするもの)だけで、そんなにころっと「ココロもカラダ」も変わるんでしょうか。私は食事は(多少偏ったこともあるけど)それなりにきちんとしてるはずです。じゃ、なんで排出(かどうかわからないけど)みたいな症状が続くんでしょう。食物だけでなんとか治そうというのが無理な話。「食べもので変わる」と言う時の「食べもの」の中に、「目で見たもの」「空気」「におい」「音」などいろ〜んなものが含まれていれば別ですけど。最近は…簡単に言うと「気」が重要なのかな〜と思いつつあります。マクロビオティックは食事療法というわけではないんですよね。ね?


最後に…大きなお世話なのですが、奥津先生の『Organic Base マクロビオティックと暮らす』が、ちょっと詳しくマクロビオティックを知りたい初心者の方にはやはりおすすめです(笑)。排出のことも書いてありますし。レシピはほとんどないので、そういう時、上記の新しい本を参考にすればよりいいかなと思います。失礼しました〜。
Organic Base マクロビオティックと暮らす