自律神経と陰陽

昨日、頑張りすぎたのかな。夕食後に腹痛が襲いました…。「あぁ、やっぱきたか〜」という感じですが。「精神的もしくは肉体的疲労=ストレスが続き、自律神経が不安定になり(交感神経が働きすぎ)、胃がもたれたり不調になった状態で食事をとると、消化不良で撃沈」というパターンが多いのです。昨日もそれを予想してはいたのですが、精神的ストレスが続いていたこと、パン教室に行ったこと、帰ってきて激しく疲労し動けなかったこと(肉体的疲労)、私以外ご飯を作る人がいないのでフラフラになりながら作ったことが敗因ですな(これは精神的ストレス=プレッシャー)。


アロマインスト試験の勉強をした時、自律神経についても学んだのですが、交感神経と副交感神経ってまさに「陰陽」だな〜と思いました。ゆるんだり、しまったり…。どっちかに傾きすぎても良くないし。ただ、私勘違いしてました。副交感神経はリラックスモードなのでゆる〜くなる「陰」だと思ってたんですが、『からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て』を読んでみると逆だったんです。副交感神経は「陽」なんですね。それは何故かというと、血管壁の伸び縮みを考えるとわかりやすいです(本の図は一目瞭然です)。みそや醤油などはキュッと締まるイメージですよね。それら陽性のものをとると血管壁もキュッと引き締まり、血液自体の流れが良くなります(血管が広くなると考えるといいかも…)。すると心拍も安定しリラックスします。また「ゆるんでいた胃腸もむりなく消化活動ができる弾力性をとりもどす」とのこと。これらは「副交感神経」の働きです。


一方、「交感神経」というのは、陰性の働きをします。陰性は伸びるイメージ。その広がる力で血管壁を内に外に膨らませます。そうすると、血管内部は狭くなりますよね。つまり血圧が上昇。心臓が収縮力が落ち、血液を送り出す力がより必要になります。それが脈を速くさせる原因。交感神経自体の働きは「血圧や血糖値を高めて血液やブドウ糖を筋肉や脳に集める働き」をします。この働き自体は悪いものではありません(なかったら困るし!)。でも、ストレスだったり甘い菓子などをとりすぎたりなどの食生活などで、同じ陰の交感神経を常に緊張状態にさせることは、あまりいいことではないようです。それが続くと「胃腸をたるませて消化吸収活動をストップさせたり、心臓に負担をかけて動悸・息切れ、頻脈をひき起こし」ます。また、交感神経が刺激され続け得ることで、副交感神経の働きもおかしくなりバランスがくずれてしまうというわけです。って、長々と書いてますが、これは「自律神経失調症」の典型的な症状なんですね。対処法としては、一般的になってしまうけど、ストレス発散、生活リズムを整えるのが先決みたい(ストレス発散が、私は苦手だな〜)。あと、食生活を中庸にしていくことで、交感神経と副交感神経のバランスを整えるのが最良とのことです。食事のアドバイスとして「腸の働きがしっかりしていれば、自律神経もうまく働いてくれます。腸にやさしい食事を心がけてください」とありました。


からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て』ですが、この本とっても良いですね。具合悪くなる度に開いては「あ〜、やっぱり〜」なんて感じです(苦笑)。自律神経についてはもっと詳しい記述もありますので、同じような症状の方がいたら一度見てみるといいと思いますよ。


※その後マクロビ生活は止めることにしました(2008.3)