9解剖生理学−4(脳神経/骨髄神経)

交感神経と副交感神経の働きを表にして覚えると早いです。脳のしくみに関しては、検定テキストにかかれている基本的なことをもう一回しっかり読んでおくといいですね。

<脳神経>(体性神経)
 
・橋−小脳と大脳皮質の中継点。呼吸、循環などの反射運動の中枢
・中脳−視覚・聴覚の情報の中継地点。瞳孔の反射にも関与
・脳幹−脳神経の発着場。間脳・中脳・橋・延髄
    =大脳と小脳を除いた部分
・間脳−自律神経や内分泌など体内環境リズムの調整。視床視床下部

・大脳半球は<外側の外套・深部の大脳基底核・嗅脳>の3つからなる
・大脳(終脳)は卵形で、前上端に位置し、新皮質が終脳の90%を占める
・自律神経は「内蔵の神経」と呼ばれることもある


・脳の化学物質
 アセチルコリンノルアドレナリンセロトニンドーパミン
 エンドルフィン、エンケファリン…


<骨髄神経>(体性神経)

・脊髄の前根から出る運動神経線維
  後根に入る知覚神経線維が、椎間孔から出たところで1本に合し、
  混合神経になる
 
脊髄反射…腱反射・末梢血管の拡張。熱いものに手が触れた時、
      瞬時に手を引っ込める
・脳幹反射…くしゃみ・涙

・交感神経は動脈と一緒に走り、エネルギーを発散する場合に働く
・副交感神経は体性神経の中を走り、エネルギーを充電する場合に働く
                 (単独器官だけに働く)


・交感神経の中枢は、脊髄の第1胸髄から第2・3腰髄
・副交感神経の中枢は脳幹と仙髄 

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