癒す心、治る力/アンドルー・ワイル
ようやく読了。サブタイトルにあるように「自発的治癒とは何か」がテーマで、前半は、自己治癒力によって病気を克服した人の体験談。後半は、どのようにしたら「治癒系」を最大限活かすことが出来るのかということに触れています。食生活はもちろん、呼吸法やホメオパシーなどの代替療法の紹介までありますが、「これをやれば(飲めば)病気にならない」ということではなく、「人間に備わっている治癒系を最大限活かすにはこのような手段をとると良い」と客観的にアドバイスしてくれてる感じです。本を読んだ後、自分がどのように過ごしていくかは自分自身で考えよ、ということでしょう。
また、現代医学を全て否定しているわけでなく、現代医学に出来ること、できないこともはっきり記述がありました(351頁)。そして、ルールとして以下の文章がありました。
現代医学に治せない病気を現代医学の医師に診せるべからず。現代医学が得意とする病気で代替療法の治療家をたよるべからず。
どんな食生活が良いかということには、興味のある方も多いと思うので、これも抜粋しておきます(自分のメモとしての意味合いもありますが…)。
あ、この本には身体のしくみがある程度分かっていないと理解しづらい部分があるかもです(白血球など免疫系のしくみとか)。栄養学にも興味があるとさらに理解できると思います。私はそんなに詳しくないですが、興味があったのでなんとか読めました。
「2ヶ月で治癒系を高める」プログラムも掲載されてるんですけど、これは全部こなすのはさすがに難しそう。ビタミンC1000ミリグラム(!)を毎食時にとか、βカロチンとかセレニウムなどが挙げられているけどこれって普通に売ってるんでしょうか…。ま、できる範囲で試してみようかな〜。そうそう、私、呼吸が浅いのが気になっているので、紹介されていた呼吸法はさっそく始めてみたいと思います。「ただ、ひたすら歩け!」という言葉もあったな…。有酸素運動はやっぱり良いみたいです。