第11回−アロマテラピーの歴史
検定で重要なポイントである歴史分野についに突入! 1級はもちろんインストラクターなどの上位試験にも範囲になってますので、ここでしっかり覚えてしまいましょう。でも、前回の2級試験ではそんなに出題されなかったのでしょんぼりした記憶が(苦笑)。今回は、古代を中心に見ていきます。
<アロマテラピーの源流>
・古代エジプト
ミイラ作りに没薬(ミルラ)や乳香(フランキンセンス)など防腐作用のある植物が利用されていた薫香−お香のようなもの(焚いて使用)
浸剤−湯やオリーブ油などに漬け込んで作る。ハーブオイル、ハーブティー
・新約聖書の逸話
新約聖書のイエス・キリスト生誕時に、東方の三賢人が捧げたもの
- 乳香(フランキンセンス)
- 没薬(ミルラ)
- 黄金(現世の王を象徴)
◎乳香と没薬は神の薬を意味する
<西洋医学を創始した人々>
・ヒポクラテス−医学の祖−医者
・テオフラストス−植物学の祖−哲学者(アリストテレスの弟子)
↑以上が紀元前ギリシャで活躍した人物
↓以下が紀元後ローマで活躍した人物
・ディオスコリデス−薬物学の祖−医師(ネロの軍医)
『マテリアメディカ』→512年に写本『ウィーン写本』・プリニウス−博物誌家−『博物誌』
・ガレノス−医師−コールドクリームの創設者−ヒポクラテスに次ぐもっとも著名な医学者
動物の解剖。古代医学を大成→アラビアまで影響をあたえる
◎ガレノスはかなり重要人物なんでしっかり覚えておいて下さい
<古代ローマとヘレニズム文化>
・皇帝ネロのバラ好き。ローマ時代の人々は皇帝だけでなく、一般市民にいたるまで公衆衛生と楽しみをかねて、香りを使っていた
・アレキサンダー大王−マケドニア王国の王(アレクサンドロス3世)。アリストテレスに学ぶ
東西遠征によりハーブやスパイスの交流が行われた
ポイントとしては紀元前、紀元後に活躍した人を年代順に覚えておいて下さい。実際に検定では「時代順に並べ替えよ」という問題がありました。「ヒポクラテス−テオフラストス−ディオスコリデス−プリニウス−ガレノス」とここまでは丸暗記しておくといいですね。著書と仕事ももちろんです。あと、東方の三賢人による三つの贈り物。これも絶対暗記です! とにかく基本は検定テキスト。熟読しておいてくださいね〜。