マヤ・デレン上映会

明日から芸術文化センターで、テーマ上映会「実験映画再発見〜マヤ・デレン作品を中心に〜」が開かれる。「アメリカ実験映画の母」と呼ばれるデレン作品は観たことがないので、今回楽しみにしてます。私は週末観に行く予定。で、予習しようと映画本を取り出した。そのなかのジェンダー史に以下の文章があった(フィルムアート社『<逆引き>世界映画史!』より)。

クレア・ジョンストンは1975年の「フェミニスト政治学と映画理論」で、映画は社会的な現実の正確な翻訳ではありえず、フィルムは言語として、そして女性はあくまでもその中における記号として読まれなければならないと説いた。例えばマヤ・デレンの『午後の網目』(43)やアニエス・ヴァルダの『5時から7時までのクレオ』(61)などにおける女性イメージは、映画全体の構造の中でそれがどのような機能を持っているかに着目しないと、ほぼ意味を成さないだろう。

なるほど。だからただボケ〜ッと『5時から7時までのクレオ』観た時は、へぇとしか思えなかったのかな。「ゴダール若いな!」とかそんなくだらない感想ばかりで(苦笑)。ジェンダー史、さらっと勉強しとこ。