ETV特集

昨晩NHK教育ETV特集小津安二郎と静かな反戦」を見た(http://www.nhk.or.jp/etv21c/backnum/index.html)。吉田喜重監督と詩人・吉増剛造の対談を中心に、作品の一部分を紹介していた。『東京物語』だったかな、東山千栄子が湯のみのお茶をスッと口に運ぶシーンや、シーン尻の映像には、小津作品はただのホームドラマではない部分をあらためて感じます。『東京物語』って確かに凄く良い映画だけど、私にはグサッと胸に突き刺さる残酷なシーンも多いのです…。『秋刀魚の味』のなかでBGMに軍艦マーチが流れていたシーンは私も気づいていて、それが何かしらの意志を伝えているのはわかってましたが、そんなに確固たる意志に基づくものだとは思ってませんでした。


戦時中にいろんな映画をこっそり見てたという話(違ったっけ?)はやらなかったなぁ…。でも久しぶりに小津映画がちらっと観れて嬉しかった。家に『生まれてはみたけれど』『お早う』のビデオがあるので近々観たいです。DVDも欲しいけどねー。途中でウトウトしてしまったので、ビデオに撮っておけばな〜とちょびっと後悔。