アトムのお葬式

あっけない。昨日朝、アトムの足がおかしくなり歩けなくなって、息があらくなって、病院でレントゲンを取ったら心臓に血栓が出来ていた。大きすぎて取ることも出来ず、点滴で薬を注入するけど、あいかわらず苦しそうなアトム。午後、病院から電話がかかってきた。もうだめかと思ったけど、なんとか無事。ケージの前でじっと見守っていた。小康状態が続き、病院近くののびゅさん実家に行き少し休ませてもらう。病院に戻ってから10分位経った頃からアトムの様子がおかしくなった。息を大きく吸うこと数回、パタリと呼吸が止まった。大きく息を吸う前に「アトム!」と呼んだらこっちを見てくれた。嬉しかったけど切ない。先生が心臓マッサージの処置をしてくれたけどダメだった。昨日の朝まで飛び跳ねて元気だったのに。


うちに帰りアトムを寝かせる段ボールを探した。けど、ヘリシモのプリズムボックス(通称)しかない。あぁ、仕方ない。これから作ってあげようと思っていたキャットニップのサシェ。とりあえずキャットニップはドライにはしてあったので、小さな袋にドライハーブを入れて、段ボールに添えてあげた。今朝、ベランダにあるキャットニップとラベンダーの花を摘み、花束にしてアトムのそばに置いた。アトムはキャットニップはもちろん好きだけどラベンダーも大好きで、毎朝私が窓を開けるといちばん最初にラベンダーの香りをクンクン嗅いで恍惚の表情をしていた。


アトムは12歳だったけど、私とアトムの生活は1995年から。当時の飼い主である父を看取ったアトム。その後、母も亡くなり、私が飼い主になった。両親より私との生活が長くなったアトムは本当に私によくなついていたと思う。寝る時も、なぜかトイレに行く時間も一緒。コタツで一緒に寝たり楽しかったなぁ。この前なんか私の卵豆腐をペロペロ食べてしまったりして。。ていうか、さっき小さな骨も拾ったけれど、いまだに信じられないというか夢であって欲しいというか。今日はずっとのびゅさんがいたから気もまぎれているのかもしれない。明日から一人だなぁ。帰ってきても誰もいないし。当たり前だけど。ずっとアトムが待ってくれてる生活だったから辛いと思う。父が亡くなり、母が入院し、一人になる私をずっとアトムが支えてくれていたから。いろいろ困難もあったけど、アトムが存在してくれてるだけで何とか頑張れたのになぁ。今後はのびゅさんと二人で頑張っていかなきゃねぇ。アトム、ありがと。おつかれ。ごめん。