いしいしんじレクチャー@メリーゴーランド その3
これで最後です(苦笑)。後半の質問コーナーで、いしいさんが挙げてくれた「古典として残るだろう作家(作品)」をメモしておきます。まず、小島信夫の名が挙りました。残念ながら先月亡くなってしまったらしいのですが、『残光』の書評をいしいさんが『新潮』にて発表したそう。それはまた斬新な書評だったけど、小島信夫さんは「よくわかってるな」と言っていたとか(笑)。『抱擁家族 (講談社文芸文庫)』や『馬』(短編集に収録)の作品タイトルが挙がりました。
そして、筒井康隆。マルケス、ボルヘスに劣らぬ才能だと。『壊れかた指南』を紹介。町田康『告白』は調子のいい時に読まないと「持ってかれそう」って! 入門には『パンク侍切られて候』がおすすめだそうです(私、まだ読めてない〜)。
最近気になっているのは川上弘美の『真鶴』だとか。いろんな人から「読んだ?」と聞かれるので、「(いしいさんが)好きな感じなの?」と聞くと、みな「そうだ」と返すんだそうです(笑)。明日読むって言ってたけど、どうだったのかな?