いしいしんじ『赤ずきん』

フェリシモの「おはなしのたからばこ」。待望のいしいしんじ赤ずきん』(絵・ほしよりこ)が届きました〜! メリーゴーランドのいしいしんじレクチャーで、今回配本のものでは頁数などから全て入り切らなくて「つづく」ことはわかっていたけれど、でも、やっぱり最後に「つづく」と書いてある絵本って変だよなぁと思いました(苦笑)。続きが気になってたまりません。このシリーズでは初めてだと思うけど、巻末に「おしらせ」の紙がはさまっていました。そこには「「おはなしのたからばこ」の「赤ずきん」は、本編をもって完結しました。いしいしんじさんとほしよりこさんは、その後も「赤ずきん」の創作活動を続けられています。いつかどこかでお目にかかる機会をお楽しみに。」とありました。早く完成版が読みたいものです。(出だしはid:n_n:20080907:p1を参照してくださいな)。


内容は、いわゆる『赤ずきん』とは全く違うものなので、こういう事情を知らない人が読んだらどう思うのだろう。今回他に届いたのはアンデルセン童話『赤いくつ』(文・角田光代)などちゃんとしたものだけに、「あれ、これ赤ずきん? へ? スカ生まれのスカ育ち? ヘ? おおかみは一応出てくるけど、え、え〜っ?」て虚脱してないだろうかと心配に(笑)。あと、ほしよりこさんの絵が素敵で、これももっと完成版で堪能したいなという感じです。素敵な「線」を描かれますよね。思わず付録のポストカードを新しい手帳(ほぼ日手帳のカバーオンカバー)にはさんだりしました。


「おはなしのたからばこ」はあと2回で終了。最終回には、これまた楽しみな町田康による絵本が届きます。その時はまたご報告致します(笑)。



フェリシモ「コレクション」(頒布会)