第4回−安全のための注意

今回は2級テキストP12のポイント。大切な注意事項の赤文字部分は覚えて下さいね。その中で実際私が試験で問われたのは、「肌に直接つけない」「直接皮膚についた場合は、大量の水で洗い流す」「製造時より成分の変化が始まっている」「高温多湿や空気(酸素)、紫外線などにより変化」という部分です。インスト試験でも重要な範囲になってますし、点を取れるところなんでしっかり覚えましょう。


テキスト熟読の他、チェックしとくといいのは協会のHPです(しつこい?)。ホント、わかりやすくまとめられてますので見ておくといいですよ。検定テキストもこれくらい分かりやすければいいのにねぇ。
http://www.aromakankyo.or.jp/about/safety.html

乳幼児のための注意
3歳未満の乳幼児は芳香浴のみ。3歳以上の子供でも、大人より少ない量で使用する。
 1/2を超えない量(1/10からでももちろん良い)で使用のこと。


妊婦のための注意
芳香浴は可。全身のトリートメントなどを行う場合は、必ず専門家に相談のこと。


精油に似た外見の合成オイルと混同しないように注意
アロマテラピーで使用する精油とは、天然原料として抽出されたものであり、合成のポプリオイルとは異質のもの


お年寄り、既往症のある方のための注意事項
・敏感な体質の人は、香りに反応しやすいこともあるので、不快感や異変を感じる時は使用を控える。健康な人も不快感を感じたら、使用を中止し、窓をあけるなどして換気する。


光毒性
・柑橘系などの精油には、光によって反応し肌に刺激を与える成分が含まれていることがあるので、光毒性の可能性のある精油外出前や外出中に使用するときは十分注意する


光毒性の代表的な成分→ベルガプテン(5−メトキシソラーレン)
代表的な精油ベルガモット、レモン、グレープフルーツ

注意事項、たくさんあって混乱する!という人は以下のものから覚えるといいかもです。

精油の使用上の注意>

  1. 原液を皮膚につけないようにしましょう
  2. 絶対に内服はしないでください
  3. 子供やペットの手の届かないところに保管しましょう
  4. 精油は引火する可能性があるので、台所などの火気の周りでの使用には十分に注意しましょう

※(社)日本アロマ環境協会発行 小冊子「アロマテラピー精油のはなし」より引用

協会としても上の4つが特に重要ということで挙げているのだと思います。注意点は常識的なことも多いのでそれなりに解けてしまうと思いますが、暗記しないと点が取れないのは、光毒性の成分であるベルガプテンが含まれている精油ベルガモット、レモン、グレープフルーツというとこ。確実に押さえておきましょう!

次回は「精油のプロフィール(2級編)」。やっとアロマテラピーらしくなってきますね(苦笑)。